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霊降ろし
 
 

霊降ろし [単行本]

田山 朔美
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

降霊術の「振り」をして拝み屋をしていた女子高生・友紀。ある日、ほんとうに霊が降りてきて―。端正な文章で繊細な少女のこころを描いた表題作と第103回文學界新人賞受賞作『裏庭の穴』を併録。

内容(「MARC」データベースより)

降霊術の“振り”をして拝み屋をしていた女子高生・友紀。ある日、ほんとうに霊が降りてきて-。端正な文章で繊細な少女のこころを描いた表題作と「裏庭の穴」の2編を収録。

登録情報

  • 単行本: 190ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2009/04)
  • ISBN-10: 4163280707
  • ISBN-13: 978-4163280707
  • 発売日: 2009/04
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 467,756位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By サン
形式:単行本|Amazonが確認した購入
読み終えて とてもレビューが書き難いのだけれども
朝刊の書評で精神科医の春日武彦が絶賛していたとうり
いまどきめずらしい気持ちの中に残る本。
学校に行くことだけが唯一の救いだと思えるほどガタガタの家庭環境の中で
成行きのままにインチキ拝み屋の片棒をかついでいる高校生の主人公。
霊媒師のふりをしている彼女に突然、ほんとうに霊が降りる...
オカルト興味で読み始めた一編はてらいのない素直な筆致で細やかに
少女の言動と魂のありようをなぞる。

口だけ達者な人を丸め込むことに長けた拝み屋の女。
その女のどうしようもない腐った若いヒモの男。
家庭を顧みない父親、仏壇の前からうごかない母...
事態に流されつつも自分を見失うことをよしとしない主人公の魂は
いつもぎりぎりのところで踏みとどまり高い場所を仰いでいる。
きらきらとした陽の降り注ぐ学校の屋上にいる彼女の描写は
そのひたむきな生命力と真摯さが胸をうつ。

スピリチュアルな世界を異質な 超常現象とみるか
自分の魂の裾野とみるかで感じ方も異なるだろうが
心に残る作品であることに変わりはない。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
103回文学界新人賞を受賞した期待の新人による初の単行本。

娘にせがまれて、小豚を飼い始めた普通の主婦に

夫の浮気、ゴミ屋敷に住む隣人、怪しげな下着を売りつけるPTAの知人など

さまざまなトラブルが降りかかる。

そんな、飼い主の杞憂をよそに

エサを食べるているだけの豚は次第に大きくなり・・・(『裏穴の庭』)

女性の心理や日常を描いた作品だと思い読み始めたのですが

気がつけば、とんでもない異界に―

並みのホラー小説なんて比べ物にならないほど怖く、

とくにラストの1文は、忘れがたい余韻を残します。

霊能力者の<ふり>をしていたら

ある日本当に霊が降りてきて―と

ちょっとベタな設定の表題作『霊降ろし』は

少し特殊な能力をもった女子高生の日常とその変化を

みずみずしく、つぶさな描写で描いた作品。

問題だらけの大人たちに囲まれる中で

キラキラ輝く主人公の様子に

思わず遠い目をしてしまいました。

まったく異なるタイプの作品を味わえる本作

著者が今後どんな作品を発表するのか、とても楽しみになります☆

純文学はもちろん、ホラーや家族小説が好きな方にも、強くおススメしたい作品です。
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