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霊操 (岩波文庫)
 
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霊操 (岩波文庫) [文庫]

イグナチオ・デ・ロヨラ , 門脇 佳吉
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

健全な身体を作り整えるために行うのが体操なら,魂を活性化させ神の意志との直接的な接触をめざすのが霊操である.イエズス会の創始者イグナチオ・デ・ロヨラ(一四九一頃―一五五六)が,自らの神体験を基に著した,実践的かつ詳細な霊操指南の書.自由と主体性を重んずるこの近代的な修行システムは,現代も多くの人々に実践されている.

登録情報

  • 文庫: 304ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1995/10/16)
  • ISBN-10: 4003382013
  • ISBN-13: 978-4003382011
  • 発売日: 1995/10/16
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 254,541位 (本のベストセラーを見る)
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By ご機嫌たまの宅配書店 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
 神との人格的交わりを深め、神秘体験に至らせるための
実践的な観想の手引書のようですが、比較的にわかりやすい丁寧な解説が
随所についていることもあり、一般の方々にも、
それぞれのお立場に応じて、それなりに、(「霊操」の内容に)触れることができるように思います。

 以下、できるだけ本書の言葉を用いて、一部の内容をご紹介させていただきます。
 人は自分の意識がたびたび暗闇となり、
卑しいものに自分が引きつけられる混乱を体験することがあります。
 そして、それらの混乱の体験がどこから来るかを識別するべきだとは気づきません。
 イグナチオはこれらの体験を「霊的荒(すさ)み」と呼び、
(神の)慰めとは反対の方向に魂を導くものであると説明します。(264ページの解説を参照)

 以下、私が慰められた部分(特に最後の部分)…
 「われわれが荒(すさ)みに襲われる主な原因は三つある。
 われわれが霊的務めに生温く、熱意なく、不忠実であるからである。
 われわれがどのような人間であるかを
明らかにするために、神がわれわれを試みるためである。
 神が真の洞察と悟りをわれわれに与えるためである」
 本書266ページ「霊操」部分より抜粋

 順調なときに、上記の荒みが(ひとたび)訪れると自分が
どのような状況(心境)になるかを思い出し、
祈り、黙想などによって、それを(荒みに陥ることを)回避することが大切なようです。

 イグナチオ自身の神秘体験から生まれたものとされる
「音源と礎」「キリストの国」「二つの旗についての黙想」「謙遜の三段階」「愛に達するための観想」など、
多くの観想、黙想がのっています。

 もう一カ所、解説から引用させていただきます。
 「霊操者は自分個人に対する神の御意志を知り、人類のための使命を実行することによって、
キリスト教的な「真の自己」を確立することが大切である。(中略)真の意味の現代とは、
私見によれば、自我の発見にあるのではなく、「真の自己」の覚醒にあると思う」43ページ

 解説を担当されている門脇氏は、禅を実践されるキリスト者であり、
また、ユング心理学などにも見識のあるお方のようで、
「霊操」や黙想という言葉に馴染みのない一般の日本人を読者に想定しながら、
本書を訳し、解説を記されているようです。
 冒頭のご自身の体験、「霊操」自体の解説、イグナチオ・デ・ロヨラの生涯についてなどの三十数ページにわたる解説は、
私には、本文を読む指針にもなり、有益でした。

 緩和ケア病棟に入院中の知人から特に依頼されて購入しましたが、
お渡しする前に少し中を読んでみたら自分にも有益だと気づき、
自分のためにもう一冊購入することにしました。

 もし(このような内容に)多少なりご興味のある方には、意外にわかりやすい有益なご本ということで、
お手に取り読まれることをおすすめさせていただきます。

 

 
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26 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
霊躁体験 2006/7/4
By Nino
形式:文庫
 霊躁は一ヶ月のプランで構成されているが、短くして8日間で一通り体験することができる。この本は読んでみれば解るが、読んだだけでは何の効果もないことがわかる。実際イエズス会修道院において司牧者のもとで指導を受けることが望ましい。

 わたしは8日間の霊躁を受けたが、たかが8日間といえども長いもので、逆に途中でついていけなくなったりしたら時間を取り戻すことは不可能である。つまり霊躁を始める前には準備が必要である。簡単に言うならば、数日前からあわただしい生活から離れ心を落ち着かせておく必要がある。たしか金曜日の夜から日曜日にかけての二泊三日の黙想会もあるので、それはとても参考になると思う。

 霊躁はカトリック教会における静養だが、根本的には曹洞宗の禅と同じである。瞑想は結果的にどの宗教も同じことをしているといえる。日本語訳はいくつか出版されているが、司牧者の方から良い訳といわれるのはこの岩波文庫である。それは日本人に合った解説が付けられているからといえる。

 この書物は本格的に遂行しようと思うならば、一ヶ月の時間を作らなければならない。よって時間を作れない仕事はやめなければならないだろう。その場合、霊躁を受けたいが仕事の方が大切であることは最もであることを熟慮する必要がある。いずれにしても霊躁を受けることは困難であるが、わたしから言ってみれば選ばられた者が受けることができる。

 しかしそれ以上に霊躁を受けた者は必然的にそれからの道が決まっているだろう。霊躁は自分を見つめなおし、これからの生活を新しく生きていくことを目的としている。
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