1巻・2巻は以前あおば出版よま刊行された単行本のリメイク版。
この3巻は、あおば出版の倒産により単行本未収録となった話をまとめてあるので、待望の1冊。
ファンにとっては垂涎モノだと思います。
簡単に説明すると、
見えないものが見え、聞こえないものが聞こえるヒロインが
それゆえ動物や霊に頼られ、事件に巻き込まれては解決していく話です。
ペット(というより保護者?友人?)の犬・猫・カラスとのみ会話が出来るヒロインは
それが原因で気味悪がれ、周囲の人はおろか家族にも嫌煙されて育ちました。
(両親についての描写はなく、実祖父がいる親戚宅に預けられていた)
なので人間不信となり、自分の殻に閉じこもっていましたが、
ある日、その3匹と話せる青年(探偵・元刑事)と出会い
徐々に自分を取り巻く世界が広がっていく中で、青年に恋心を抱くようになります。
なかなか進展しなかった恋愛が、3巻でどう変化するかをお楽しみください。
近年の、この作者の作品(ハーレクイン以外)の共通点は
ファンタジックでマンガにはよくある設定を早々かつ丁寧に説明し、
話に集中させる、ストーリーテリングで魅せるファンタジック・ミステリー。
内容にピッタリな雰囲気をもつ絵柄は、少し独特かもしれません。
活動歴は長いものの、単行本化された作品は少ないため
店頭で目にする機会は少ないかも知れませんが
見つけたら是非とも手にとってもらいたい作品の1つです。