正直、最初は美輪さんの体験談や前世のことなどが知りたくてこの本を購入しました。そして、この本の第3章・第4章は、予想以上に興味深く、私の好奇心を十分に満たしてくれました。
しかし、それ以上の収穫は、本文に出てくる美輪さんの深いおことばの数々です。
「自分が自分を信じられないのに、人を信じることなんてできるわけがないのです。まず人間を信じたい、信じられたいと思うならば、自分自身を信じられる人間に仕立てあげるということがまず第一です」
本当にその通りだと思いました。また、美輪さんは、
「自分自身をもう一人の自分が冷静に客観的に謙虚に評価して、自分を心から尊敬できるほどに、信じられるほどに高めていく」
作業こそが「信仰」であり、それは神社やお寺に限らず、どこにいても実践できるものだともおっしゃっています。
「自分以外の人間とのかかわり合いから生ずる感情のいろいろや、事件の一つ一つに対応するその時々の対処の仕方が、つまり心の動き方、考え方が修行になる」
ということばをしっかり胸に留めて、困難に負けずに自分を高めていきたい、と心から思いました。