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36 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人生のバイブル,
By sonojordan (長野県飯田市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 霊はあるか (ブルーバックス) (新書)
オカルト批判の急先鋒は早稲田大学の大槻義彦教授。本書の著者の安齋育郎氏。この二人に共通して言える事は、霊の存在を理由に悪徳商法または金品の無心を目的とした似非宗教の蔓延を防ぐ役目として、科学者の論証が必要である事を良心的な見地からわかりやすく説いてる点である。また同時に科学者として科学にも限界があることをきちんとわきまえているところに非常に好感が持てる。 それ以上に人間の生き方にまで科学的な見地から情緒豊かに語る様はある種の頼もしささえ感じる。 霊によって情緒不安定に陥っている人には絶対に読んで欲しいとおもう。
20 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人はどう生きるか,
By くま (岡山) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 霊はあるか (ブルーバックス) (新書)
安斎氏の「超能力」講義を聞いたことはないだろうか。その講義を聞いた(見た)ならばこの本の半分は読まなくても済むことになる。百聞は一見にしかず、だからだ。霊の存在や超能力に否定的な先生は授業で実際に超能力を披露してみせる。スプーンを曲げたり、透視能力を発揮したりする。その手際の鮮やかなこと。別に種明かしはしなかったが、安斎先生がするのでこれが手品であることは皆が分かるという仕掛けである。この本では歴史上のいろんな霊的体験の種明かしが披露されるが、あの「貞子のお母さん」もびっくりの手品を見たなら、ほとんどの霊的なニュースが手品や科学現象であることに納得する人は多いであろう。ただし安斎氏も言っているが、『存在』を証明する事は易しいが、『非存在』を証明することは実は難しい。世の「霊的」「超能力」証言が絶たない所以である。ここで氏が取った方法は『Xが存在する』と認めるとのっぴきならないことが起ることを証明する方法である。第3章に書かれてある。私は説得力あると思うのだが。ブルーバックスに書いてあるだけあって、この本では科学者安斎育郎氏の面目躍如、科学数式が沢山登場する。圧巻は氏が死んだら氏の中にあった「原子」がどうなって行くかを論じた安斉流『輪廻転生観』である。まあ、数式に強い人は氏の主張が正しいかどうか検討してください。 『霊はあるか』を考えるということは、『人はどう生きるか』を考えることにつながる。『科学でもまだ分からないことは沢山存在する』と安斎氏は言う。そこから霊に頼ることなく、不可知論に陥ることなち生きて行くためにはどういう人生観が必要か、この本の要は実は最終章にあるのだろうと私は思う。
26 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
霊感商法に騙されないための基礎知識,
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レビュー対象商品: 霊はあるか (ブルーバックス) (新書)
「霊」「祟り」に関する種々の事件を紹介しつつ,これらが科学的に説明できる現象ではないことを平易に論じた本である。圧巻は,1995年と1997年に,仏教各宗派を対象として実施したアンケート調査結果の紹介(24宗派から回答があった)。 そもそも,釈迦仏教は霊魂の存在を明示的に説いているわけではないし,まして「霊の祟り」などは説いていない。正統な仏教の教理からすれば,「霊は妄想の魔物でしかない」以上,「慰霊」の儀式を行うことや「祟り」を恐れることはというものは妄念妄想でしかないはずである。 しかし,アンケート結果を見ると,諸宗派において「霊」「祟り」の理解が大きく異なっていることがわかった。すなわち,「霊とは何か」との問いには,「霊は実体を持った存在」「人々の観念としての存在」「霊は存在しない」等と分かれた。「祟り」については,多くは「存在しない」と回答したが,その存在を肯定するところもあった(宗教法人正法会,本化妙宗聯盟本部)。 筆者は,以上のようなアンケート結果を紹介した上で,「「霊」に関する仏教界の見解の混乱が,人々の自己実現の道の妨げとなりうるような事態は早急に克服されるべきであると考える。」(100頁)とする。まったく同感。
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