随所で言及されながらも、なかなか全貌が明らかにならなかった電脳コイルの初期形「企画書」が遂に出版されました!正直、これを見る機会があるとは思っていなかったので嬉しい。
内容は、磯監督直筆の企画書・約30頁、企画書から変更された設定等の解説20頁、「もうひとつの物語」と題された脚本草案が30頁、合計で80頁になります。フルカラーではありますが、ページ数からも分かるとおり、そんなに厚い本ではありません。電脳コイルが好きで、初期設定を是非知りたいと言う方は楽しめる内容だとは思いますが、そこまででもないという方はご一考を。
「企画書」なので設定のごく一部しか紹介されていないのでしょうが、それにしても完成した作品とはずいぶんと違っていて驚きます。まず、各話のあらすじを見る限り、これはヤサコとイサコの物語ではない。さらに、高い電脳スキルを持つヤサコ、おとなしい少女フミエ、脇役のハラケン、ヤサコに見捨てられたデンスケの末路(泣けます)など、アニメ版を観た後では驚くしかない設定ばかりです。
他にもココイルとダディ(このままでは放送禁止だったに違いない)、ムキムキのサッチーなど変わったものが色々載っています。面白いけれど怖い一冊でした。