この作者の文は癖がつよいです。かなり強いです。でも意外なことに、この作者の書き方は恋愛方面に強いのかもしれません。
他の恋愛もののライトノベルなどを読むと、言動で『いや、こいつどうみても好きだろ』とつっこみをしてしまいたくなる時があります。しかし、このヒロインたちは作者の癖のある書き方のおかげであからさまではありません。霧がかかったようにあやふやで、相手の気持ちもわからないなか少しずつ。これが青春でなければ何というんでしょうね。まあ、電波女は普通いませんが。
それとこの3巻で一番印象に残ったシーンは、この巻で出てきた電波な宇宙人女が言う言葉で
『目でわからないくらい遅々なのに歩き続けるのは誰でもはできない。でも、いくら一歩のスピードが遅くても、諦めなければいつか辿り着ける』
こんな感じの台詞で、当たり前のことなんですが、とても心に残りました。この台詞のシーンだけでも読んだ価値はあったと思います。