問題の『電波男』の続編である(?)。
いかに有名人になっても「襲いくる“モテの魔の手”」に屈することなく「護身」するか。
本書のテーマを見て、人々は一体どんな感想を抱くのだろう。「そこまで女が嫌いなのか?」で終わってしまうだろうか?(「この人、ホモ?」なんて言う女性も出てきそうだ)
しかしもちろん、そうではない。「有名人になったからと言って寄ってくるような女は、打算でしか俺と付き合おうとしていないのだ」というのが、彼の主張なのである(確かに、ちょっと頑な過ぎる気もするのだけれど)。他にも「サブカル系で人気が出た作家にはヤバ目の、メンヘラ系の女性ファンが寄ってくることが多い」「オタク仲間の中に入ってきて女王様的に振る舞うオタクサークルクラッシャー系の女っているよな」など、オタクの陥りがちな男女関係の罠について様々に語った結果、最終的に「やっぱり恋愛より創作(創萌え)だよな」という結論に落ち着くのであって、最初から恋愛を「放棄」しているわけではない。
しかし、対談の相手が全員男というのは、ちょっと寂しい限りだ。電波男と対等に渡りあえる女の文化人というのはいないものなのか。竹熊氏との対談(正直、これが一番内容が濃い)で指摘される「喪女(もてない女)」問題など、これからまだまだ探求の余地があるように思う。そういった問題について率直に語れる女性が出てきて初めて、本当の「電波大戦」が始まるのではないか。