電波を理解するためには、電磁気学の知識が必要です。この本は、電磁気学の解説からスタートします。薄い本ですが、図をふんだんに使いながら、電波的な考え方を丁寧に解説しています。きちんと直感的に理解できるように気をつかいながら書かれているいい本だと思います。
欠点を挙げれば、図の参照が多く、文章を読みながらだいぶ前の図を参照するためにページ戻りが発生するのも多いことです。ただ、これは熟読を前提とするならそれほど問題ではありません。個人的に気になったのは、最終章「電波に情報を乗せる」が一転してわかりにくい気がします。数式に頼りすぎというか。
そういう点で、★を1つ落としましたが、良書だと思います。