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電氣人の虞
 
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電氣人の虞 [単行本(ソフトカバー)]

詠坂 雄二
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

マイナーでローカルな実話怪談をめぐって、連続する不審死。…たぶん、動機は、強烈な孤独。大胆不敵の長編ミステリー。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

詠坂 雄二
1979年生まれ。2007年、『リロ・グラ・シスタthe little glass sister』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 294ページ
  • 出版社: 光文社 (2009/9/18)
  • ISBN-10: 4334926797
  • ISBN-13: 978-4334926793
  • 発売日: 2009/9/18
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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By トップ500レビュアー
形式:単行本(ソフトカバー)
遠海市限定の都市伝説〈電気人間〉。

電気人間は、〈語ると現れる。
         人の思考を読む。
         導体を流れ抜ける。
         旧軍により作られる。
         電気で綺麗に人を殺す。〉といった存在らしい。

そして、遠海市で、電気人間がかかわったような連続変死
事件が発生する。果たして本当に電気人間は実在するのか?

都市伝説の追究のその裏で、作者会心の仕掛けが同時進行している本作。

先に挙げた電気人間の特徴も、その仕掛けのかなり大胆な伏線なのですが、それが
どう機能しているのかを読者に勘付かせないようにミスリードしているのが巧妙です。

また、各章の冒頭で必ずある言葉が発せられていたり、地の文においてある記号
を使うことで仕掛けを暗示したりと、絶えずフェアであろうと努めているのも好印象。

真相が開示されるページのレイアウトに託された××に対するオマージュや、
前作にもあった、巻末の広告でのお遊びなど、細部まで凝りに凝っています。

とはいえ、さすがに最後の二行の確信犯的なヨゴレっぷりには、ドン引きする読者
も多いのではないかと懸念されます。まあ、それが作風といえばそれまでですがw
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mutantmogura トップ1000レビュアー
形式:単行本(ソフトカバー)
本作読了後に、本書を放り投げたくなった。
世間の評価には高いものもある。
ミステリマニアほど、高い評価のようだ。
しかし私には、なんともいえない作品だった。

アンフェア?
とにかく私には、本書は本格ミステリとは思えなかった。
しかし、著者は多分、本格ミステリとして本書を書いたんじゃないかと思う。

都市伝説がモチーフとなっている。
そして、その都市伝説がプロット、意外性のキモになっている。
それを面白いと思うか、つまらないと思うか。
ひとにより、その判断は極端に異なるだろう。
だから、本書はたぶん、読む人を選ぶ作品なのだろう。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By USA3000
形式:単行本(ソフトカバー)
ヒネクレ者ぶりで独自の地位を築きつつあるもののヒネクレ過ぎて受け入れてくれる読者の少ない感のある本格ミステリ作家、詠坂雄二氏の書き下ろし作品。

「語ると現れ」て「電気で奇麗に人を殺す」という”電気人間”の都市伝説そのままに、電気人間について調べていた人物やその関係者の間に発生する三つの不審死。
「電気人間討伐」と称してそれらの不審死を雑誌のネタにしてやろうと立ちあがる雑誌ライターと、それに付き合わされるライター兼作家の「詠坂雄二」。
ダメな大人二人は電気人間の真実に辿り着けるのか、というストーリー。

登場人物である詠坂雄二のセリフの中には、これはそのまんま作者の声なんじゃないかという部分がちらほらとしていてなかなか面白いのですが、やはり一番の見所は詠坂のヒネクレまくったダメ推理。
この推理のなにがヒネクレているかといえば、「本当の真実なんか最初からわかるわけないんだから、先輩である雑誌ライターが納得すればそれでいい」ということを土台として積み上げられているということ。
まっとうな本格ミステリの推理ではなかなかこういう方向性の推理にはならないでしょう。

そしてまっとうでない推理ではまっとうな結末に辿り着けるわけもなく、そして物語はまっとうな終わり方をしないという、全てがヒネクレまくったこの作品世界は、正直人を選ぶと思います。
おそらく読み終わった方は「スゲー!」と思うか、「もっと”条件”が厳しければ凄いと思ったのになぁ」と思うか、「えーなにこれ意味不明」と思うかのどれかでしょう。
僕は二番目の感想だったので星は3つです。
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