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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
完全に書名に名前負けの本。,
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レビュー対象商品: 電気自動車は日本を救う (単行本)
本書の表紙には「自動車を電気で走らせることで、産業の大革命が起こる!」と書いてありますが、それを含め、電気自動車が日本を救うというシナリオについては、 ほとんどといってよいほど触れられていないままです。 念のため、本書の構成を見てみますと1章で「電気自動車が起こす日本のエネルギー革命」、 2章「電気自動車の歴史と仕組み」、3章「もう1つの電気自動車「燃料電池車」」、 4章「電気自動車普及への道を拓いたハイブリッドカー」、5章「電化とともにクルマは ハイテク機器に進化する」、6章「電気に頼らないエコ技術」となります。 つまり、日本を救うことに関係しそうなものは1章のみ、それ以外は電気自動車の歴史と 電気自動車とは異なるシステムの車両の技術の説明に2〜4章、5章はITSをはじめとする 最新の運転アシスト技術とそこから考えられる近未来の進展、6章に至っては電気自動車 という枠ではないところでの議論が中心になります。 肝心の1章でも、環境面からガソリン自動車が抱える課題、エネルギー資源面からの 石油の枯渇といったことが簡単に述べられ、それを解決するメインの策はクリーンな 原子力発電を行うことであり、そこから得た電力を電気自動車の充電に使えばよい、 という論理で押し通します。 あとは、付加的に電気自動車の利用法(カーシェアリングなど)に触れるにとどまっており、 経済波及効果や社会インフラへの影響、または環境面で利点があるとするなら、 「Well to Tank」や「Tank to Wheel」を含めたデータを示すべきだと思いますが、 それがないままの議論では電気自動車の普及への道筋すら見えてこないと思います。 また3〜6章についても、やはり技術説明をサポートするための資料が不足がちで、 どこかの技術解説書の寄せ集めの様相を呈していて、全体で何を述べたかったのかが素人では 理解に苦しむ面も多いと思います。 総じて書名に名前負けした内容で、非常に残念な本です。
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