1994年に解散したTM NETWORKの、バンド結成からデビュー前までの知られざる歴史・エピソードを紹介した本。執筆はメンバーの木根尚登。TMの前身バンドSPEEDWAY時代の話や、同バンドを休眠させ3人でユニットを結成、その後コンテストに優勝してレコード会社と契約し、ファーストアルバムのレコーディングを終えデビューに至るまでを振り返っている。TM NETWORKというバンド名の由来(タイムマシンというのは後付けで、本来は別の意味)や、TMとしての新しいサウンドを模索し作り上げていく過程など、バンドのファンなら興味深く読めるだろう。全体を通して読みやすい文体だが、個人的にはやや掘り下げが足りないという印象で、もう少しボリュームがほしかった。タイトルはTM初期の名曲「ELECTRIC PROPHET」より。