原作を読んでましたが、アニメ版はわかりやすく、うまくまとめていると思います。
原作はどんどんシリアスになっていき、キャラクターの行動・心理が二転三転するので、リアルと言えばリアル、悪く言えば読みにくいストーリーでした。
アニメの評価、まず声優さんの演技力が素晴らしいです。アイちゃんは林原さん以外では考えられないほどです。
伏線や回想もいいタイミングで入ってくるし、登場人物と気持ちがシンクロしながら、すっと物語に感情移入していきました。
特に「ヨータがくれた服を着て初めてデートした記念日」という話は、ヨータとアイちゃんが1話まるまるデートする、一見たわいもない(笑)という話なんですが、
これが(原作でもアニメでも)、二人にとってとても重要な思い出になってくるわけで、これを省略せずキチンと描いたことは非常に高評価です。このあとの二人の悲劇が、より悲しく、切なくなるのです。
そして、ラスト。半分アニメオリジナルですが、最初に言ったようにうまくまとめていて、「電影少女」はこれで完結、でいいじゃないかと納得出来る素晴らしいラストでした。
買ってから10年以上経って、いまだに何度か観るんですが、
ヨータがアイちゃんを必死に助けようともがき、
「アイちゃんは‥俺が守るんだ!」というセリフとともに「好きなんです」という曲が流れるシーンでは、
もう、涙腺が耐えられませんでした;;
よかったねえ‥本当によかった!と思えるラストです。ネタばれですが、神様も最終的にはいい人という形で終わったし。
現在入手困難らしいのですが、ぜひなんらかの形で観ていただきたい、心の温まるラブストーリーです。