健康科学の観点から人体に作用する微弱エネルギーの周波数コードの多くが特定されているといいます。ここで人体に影響を与える周波数コードは人体が神経伝達に使っている低レベルのエネルギーであることがポイントといえます。この微弱エネルギーが作用する周波数と反応を把握しておけば目的の反応にコードをあわせ、狙った生体内反応や要素のみに劇的な効果を与えることができるのです。これらの生体物理学が医学で実用化されれば、薬学に基づいた健康管理の化学モデルに破壊的イノベーションを起こすといえるでしょう。
しかし、この技術を人間を思ったように制御するために使用する研究も進んでいることが、本書では述べられています。軍(アメリカ?旧ソ連?)は1950年代から研究を始め、当初は化学薬品や幻覚誘発剤を使用していたのですが、1970年代前半には、「人間の行動は、微弱エネルギーを調整して使用すれば変化させることができる」ことが明らかになりました。そして現在、技術レベルは「感情、思考、記憶を外部装置から操作できる」ところまできているそうです。
科学技術には必ず負の側面を有しており、それが人間にとって致命的になる可能性を否定することはできません。太古の時代火の使用に始まり、人間が知識や技術をどのように使うかは、それが進歩する限り課題としてあり続けるのだともいます。本書で述べられる知識や技術が、医学における革命となるか、新たな兵器として私たちを脅かすことになるのかを注意深く見ていかなければならないのだと思いました。