以下は、電子工作に近い工作は実験でしか経験したことがなく、大学の講義等で電子回路やデジタル回路を学んだが、単位をなんとか取っただけで既に記憶からは抜け落ちている人間が、この本を手にとってみたケースでのレビューである。
まず、本の前半部分には誰にでも読めて、誰にでも理解できる内容が書かれており、電子工作をはじめてみよう、という気を増幅させてくれた。
次に後半部分であるが、講義で学んだことを思い出しながら何とか理解できるような内容と、ネット等で調べながらでないとまったくわからない内容とが混在しており、やはりしっかり勉強し直さなければ、しっかりと電子工作に取り組むのは難しい、ということを痛感させられる内容であった。
ただ、全体を通じて、丁寧な解説であったように思う。これから電子工作を始めようという人間にとって、まず何を買えばよいのかを知る目安になるし、各工具や部品の役割というものを、漠然とでも知ることができる、というのは入門書として十分な役割を果たしていると感じた。したがって、この本に対する評価は十分読む価値があると判断し、星4つとする。