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電力自由化 ―発送電分離から始まる日本の再生
 
 

電力自由化 ―発送電分離から始まる日本の再生 [単行本]

高橋 洋
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商品の説明

内容紹介

電力が自由化されると、何がどう変わるのか? 地域独占、送電・発電一体化という先進国でもまれな日本の電力システムが抱える数々の問題を指摘、公共政策の視点から抜本的な電力改革案を提示する。

登録情報

  • 単行本: 236ページ
  • 出版社: 日本経済新聞出版社 (2011/10/22)
  • ISBN-10: 4532354897
  • ISBN-13: 978-4532354893
  • 発売日: 2011/10/22
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.4 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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By 西山達弘 トップ500レビュアー
3.11後、原発再稼働の見込みはまったく立たなくなり、2012年夏の電力危機が現実のものとなりつつある。
一方で、電力の固定価格買取法案が成立し、メガソーラー発電所の建設の動きなども報道される。

このような中、本書は以前から電力自由化問題について研究してきた著者による最新の電力自由化のための処方せんである。

北欧4カ国やドイツの電力自由化政策を取り上げ、さらにはスマートグリッドの考え方を詳細に紹介し、電力自由化後の近未来の日本の姿を読者にわかりやすく描いてみせる。

東京電力が危機的な状況に陥っている上に、この国のすべての原発の再稼働が困難になりつつある今、著者の言う発送電分離とスマートグリッドが現実のものとして浮かびあがってきたといえる。
なお原発について著者は、国が買い上げて責任もって廃炉まで管理していくことを提言している。

1990年代に議論された電力自由化論議では、既得権益に守られた電力会社の反対論が強固なためにほとんど改革が進まなかったが、皮肉にも今回の大事故によって本格的な改革の起爆剤となりうることになった。

本書の提言は、再生可能エネルギーやスマートグリッドという分野への投資を通じて、日本経済の起爆剤にもなりうると確信する。
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By tabopapa トップ1000レビュアー
日本の電力政策を検討する上で、脱原発、再生可能エネルギーの普及、エネルギー安全保障政策など考慮すべき事項は非常に多い。本書はその検討する上での格好の入門書と言える。理想的な姿を示すとともに、民間会社による私的所有権がからむ電力関係資産等の問題など現実的な困難さも指摘している。
又日本の電力自由化の検討経緯が、電気料金低減など矮小化された議論に陥りうまく展開しなかった現実も示してくれる。
発送電分離、分散的電源の普及、市場拡充での系統運用の安定化、スマートグリット導入での需要者の自律等重要なコンセプトを平易な形で説明している。海外事例としての北欧とドイツも非常に参考になる。
感情論に陥る脱原発ではなく、この様な電力政策の構造改革を実施する中で原子力の依存を構造改革の進捗に合わせ低減していく等の、総合的・戦力的な発想を深める必要がある事がよくわかる。国民的議論を深める為には、あまりにも技術的な詳細に陥る事なく展開する必要があり、この様な入門書の役割は大きい。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
本書は、電力自由化に関する、日本及び海外の事情や、今後進むべき道について述べられており、第7章の「自立分散開放型の電力システムを提言する」で締められている。
筆者はあとがきにて、「電力自由化をわかりやすく説明することに主眼をおいた」と述べている。およそ全国民が消費者でもあり、皆原発事故を機に関心が高まった事項であるので、文系・理系、政界・学界・産業界、それぞれの立場にある方が入りやすい書籍なのではないか。
それにしても、本書で「先進事例」として紹介された欧州における周辺国との連携も、日本で推進するにも依然領土問題に終始し進まないのでは・・
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