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雷轟rolling thunder PAX JAPONICA
 
 

雷轟rolling thunder PAX JAPONICA [単行本]

押井 守
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

南北戦争が英仏の手によって「合衆国」と「連合」に分断された世界−−それから約百年後。北ベトナム上空を日本のレシプロ戦闘爆撃機が、空爆すべく飛行していた−−「勝てない戦争」とわかりながら−−。また、海上でも二隻の翔鶴級空母と一隻の護衛空母が展開し、任務を百回達成するか戦死するしかない状況の中、大量の食料を蕩尽しつつ延々と議論をしながら退屈な洋上勤務に従事していた……。「日本が戦争を担う意味とは、担うべき戦争とはなにか」。6年ぶりの描き下ろし!映画界の鬼才・押井守が描く新たな軍事小説、ここに堂々開幕!!

内容(「BOOK」データベースより)

敗者の記す歴史に真実が宿ることはない。映画界の鬼才・押井守が描く新たな『軍事小説』シリーズ、ここに堂々開幕。

登録情報

  • 単行本: 279ページ
  • 出版社: エンターブレイン (2006/3/31)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4757726694
  • ISBN-13: 978-4757726697
  • 発売日: 2006/3/31
  • 商品の寸法: 19.4 x 13.7 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 296,011位 (本のベストセラーを見る)
  •  カタログ情報、または画像について報告


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18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ニッチ趣味人 VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
先に告白すると、押井守氏の文章を読むのはほとんどこれが初めてでした。

作品世界の(虚実取り混ぜた)出来事の歴史的経緯や政治的背景、登場する空母・航空機などの(架空の)開発史などを、斜に構えた視点で詳述しながら物語は進みます。
 
「日本が太平洋戦争に勝った世界の話」だと思っていたのに、いきなり南北戦争から話が始まった時は何事かと思いました。
つまり、それが作品世界の歴史の転換点だった、ということなのですが。
 
そして、本の後半は小説ではなく、この作品を含む「PAX JAPONICA」世界作品の今後の展望や、そもそもなぜこのような作品を書くに至ったか、という思想というか、日本論。
それはそれで面白いんですが。
 
小説の中で起きる「出来事」に絞って書けば、短編に納まるかも知れません。そこに濃密な蘊蓄を詰め込んでこの長さになっている感じです。
とても面白かったんですが、万人向けではもちろんありません。
「スター・ウォーズ」を見る時、冒頭の字幕を熱心に読むような人向き。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By アジアの息吹 トップ1000レビュアー
形式:単行本
「奇才」押井守の手による、もうひとつの歴史を描いた軍事小説である。

もしアメリカが南北戦争の結果分断国家となっており、

太平洋の覇権を日本が握っていたとしたら、

という設定で物語が構成されている。

もうひとつの日本は、まさにベトナム戦争の泥沼に嵌っており

特有の饒舌によって覇権とは、戦争とは、日本とはという問いが延々と語られる。

その押井節に共感するか、それを単なる言葉遊びととらえるかによって

本書の評価は大きく異なるだろう。

本世界観に基づく連作は今後も発売されるようであり

引き続き刺激的な日本論が読めると思うと楽しみである。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
何となく勝ち続けてしまった
戦争があるから、今現在の日本は
何となくボヤけているのだろう。

勝てば官軍である、戦勝国になる者たちは、
勝利の旗と、正義の旗。
同時に立てれなければ意味がない。

アメリカの南北戦争を起点とした、架空の物語を通じて、
自前でこしらえた建前の正義を考察する。

ここ数年に展開された、幾多の紛争を思い出すと、
"建前の正義"を抱えた危なっかしい国々が、いかに多いかわかるだろう。

本書の第2テーマ、
軍事性を意識した都市計画 は、成されているか?

押井守さん曰く、「民主主義」や「自由」の存在は、
「戦闘市民」によって確立される。そうだ。

戦争を体験した市民ではなく、自らが交戦する戦闘市民。
この平和ボケとヘボ外交は戦闘市民じゃない故。

犯罪発生率や地盤の性質以外にも、
あなたが住んでいる場所を、軍事面という大枠で再評価するよい機会だ。
(住民の団結力、土地の風向きも考慮すると尚良し)

南北戦争を境に、アメリカが二分割されていたら・・・
第二次世界大戦後の日本はどうなっていたのか?を軸として話は進行。

ベトナム戦争の章、日本軍爆撃屋の軍事小説は、兵器の細かい描写、
巻末には岡部いさく氏の解説付き。
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