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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
四作品全てを読んで初めてわかる事,
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レビュー対象商品: 零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係 (講談社ノベルス) (新書)
『戯言シリーズ』からのスピンオフ,『人間シリーズ』完結編四部作の1冊になります.物語の内容,時系列は『戯言シリーズ』の『クビシメロマンチスト』と並行していて, その『クビシメ』で起きていた別の事件の真相が,いわゆる脇役たちの目線から語られ, 彼女たちの内面を写しつつ主人公が,そして僅かですが戯言遣いの少年が描かれています. また,他の3作とは明らかに違う雰囲気は『クビシメ』に密接しているせいもあってか, どこか『戯言シリーズ』に近いようにも感じられ,最近の作品とも違う印象を受けます. ただ,主人公と戯言遣いとの直接のやり取りが無かったのは肩透かしを喰らった気分で, 最後に飾られる二人の『関係』は,ファンならば思わず苦笑いの込み上げるものでしたが, 4冊の中で唯一の書き下ろし,何よりサブタイトルのへの期待が大きかっただけに残念です. 他にも物語の裏側を覗いた楽しさや,戯言遣いへの他の人物らからの評価は新鮮でしたが, 落ち着いて進む中で挟まれるユーモアは今ひとつで,こちらは却って逆効果だったような…. とはいえ,何かと不安を抱えていた主人公がエピローグで見せた姿は嬉しかったですし, 新たな謎や事実を残しての終了は,想像と期待を膨らませてくれるものだったと思います. 『完結編四部作』にしては不満も残りますが,全部を読んで初めて主人公の事がわかります. ですので出来るだけ全て,そして余裕があるなら過去の作品も読み返される事をお勧めします. なお,読む順番については西尾さんが「独立した物語なのでお好きにどうぞ」と仰られています. (ちなみに発表された順番は『出夢』→『伊織』→『双識』ときて,この『戯言遣い』となります)
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
戯言遣いの登場しない場面,
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レビュー対象商品: 零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係 (講談社ノベルス) (新書)
八年前の京都連続通り魔事件を振り返るお話。「戯言遣いとの関係」となっているけれど、戯言遣いはあんまり出て来なくて、彼に関係している一般人と零崎人識の関係が語られる。本編ではメーターを振り切ったようなキャラクターが多かったけれど、こちらでは比較的落ち着いた内面が描かれている感じがする。人識の言動との対比と言う面も大きいのかもしれないが。 読まなかったからと言って本編の面白さが損なわれることはないけれど、ほとんど名前だけしか登場しなかったキャラクターも登場したりするので、色々と補完される内容だと思う。
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
あえて何故今この事件の真相が必要なの?と考えてしまう。,
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レビュー対象商品: 零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係 (講談社ノベルス) (新書)
「人間」シリーズの最終4巻の内の1冊。零崎双識はラストでちょっとだけ出てきたが、今作の戯言遣いに至っては、全く出て来ず。この全く出て来ない、ということ自体が、ある意味では、この二人の関係を端的に示しているとも思う。 今作は、ラスト4巻の内でも、或いはシリーズ全体で見ても、少し特殊な位置付けだと思う。今回は、シリーズ本編の数年後(約8年後)から、過去を回想し、過去の事件の真相を語る、というパターン。正直なところ、何故そうする必要があるのか、という気がしないでもない。既に事件も一応決着はついているし、また、この事件それ自体がシリーズを通してそこまで重要なものか、というとそうでもないと思う。だからこそ、あえて何故今この事件なのか、という理由が欲しかった。 とはいえ、これまで名前だけで実際に動くシーンのなかった(或いは少なかった)キャラクターが動いている場面もあり、ああ、こういうキャラだったんだ、という確認ができるのは良いかもしれない。
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