気仙沼在住のシンガーソングライター、熊谷育美さんの4thシングル。
東日本大震災の影響で自身もライブの中止など被災の影響を受けたとか。
個人的には1年前の前シングル「
月恋歌」から注目していた歌手さん。
とはいえこの前シングル時は、とかく、その声質やバックボーンから
鬼束ちひろ2世?と言われた彼女ですが、
今作はそんな噂を払拭するかのようなやわらかい情景詩。
お月さまが大好きなのは前シングルから変わりませんけど(笑)、
歌い方がすこし変わりましたでしょうか、すごく聴きやすくなりました。
夢半ばで迷っている自分を、昔のように叱ってほしい、
負けるな、と抱きしめて受け止めてほしい。
でも叱ってくれる人は、今、そこに居ますか?
受け止めてくれる人は、今、そこに居ますか?
今、そこに居る人はそれだけで幸せなのかもしれません。
実はこの楽曲、震災前には完成していたそうなのですが、
あまりに符合する詞内容ゆえ、偶然とか奇跡とか、
そんな二文字では言い表せられない不思議さを感じます。
一本気にがんばれと歌う俗世のJ-POPも応援歌ならば、
こういう曲もそれは素敵な応援歌。
そして僕らも、例えばこの曲に乗じて一本気に祈るしかない。
負けるな、
負けるな、と。