親にとって、家族にとって年若い子供の死ほど辛いものはない。
まして、命の期限が目の前にある状態はこの上もなく身を切られる思いに違いない。
そして、彼らの場合、臓器移植の年齢制限という法律の壁が希望への扉を閉ざそうとする。
難病との戦いに少年は決して諦めることなく戦い抜いた。
それは家族の下に帰るため。
家族の笑顔を取り戻すため。
少年は力の限り頑張った。
決して負けたなどとは思わない。
希望は手の中になくとも、窓の外の空の中にあっただけ。
法律は、社会はまだそこまで届かないのか。
もどかしさと憤りと彼ら家族の悲痛な願いと強い絆を強く胸に刻み込む。
彼らは特別ではない。
わが身であるかもしれない、そんな彼らの、少年の記録である。