「ゲレンデを離れ雪山で新雪を自在に滑ってみたいと考えているスノーボーダーやスキーヤー」向けに
魅力、ギア、気象、行動、雪崩、積雪、レスキューと基本を説いてくれる。
ゲレンデの上級コースを楽しめる滑走技量と、日が暮れる前に出発点に戻る5〜6時間を前提として記述されている。
タイトル通り「雪山の基本」ばかりなのだろうが、管理されたゲレンデの外に出るために必要な知識は幅広い。そして知識や道具だけでは自然に通用しない認識が読み進めるごとに深まる。
バックカントリーという自由を手に入れるための代償・怖さが理解できる。自然に人間の事情は関係ない。
その自然に足を踏み入れるには、心構えというよりも覚悟を、技術というよりも自律を、本書より学んだ。
本書を読むと軽い気持ちでコース外のロープをくぐれなくなると思う。
逆にゲレンデで楽しむことの安心感も再認識出来る。
バックカントリーに興味がある方は勿論の事、
上級者だと自負しているスノーフリークにこそ、雪山の新たな魅力に触れられる一冊、お薦めです。