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雪中の奇跡
 
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雪中の奇跡 [単行本]

梅本 弘
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社からのコメント

出版社 アートボックス編集部,2002/02/01
個々の戦闘の展開、兵器の運用に焦点をおいて描かれた冬戦争の全貌。
1939年11月、ソ連邦は人口わずか370万の小国フィンランドへの攻撃を開始しました。フィンランドに侵入したソ連軍は戦車、装甲車3000両、航空機2500機を擁し、その延べ兵力は150万にも達しました。各国はソ連邦の無法な侵略に対して抗議の声を上げると同時に、固唾を呑んで孤立無援で戦うフィンランドの壊滅を待っていました。実戦機百機、戦車十数両、旧式な砲兵器材と第一次大戦当時の装備しかない歩兵からなるフィンランド軍の抵抗が潰えるのは時間の問題であろうと思われました。だが1週間が過ぎ、2週間が過ぎてもフィンランド軍は戦いつづけ、1ヶ月後、ソ連軍の進撃はぴたりと停まりました。やがてソ連師団は、一つ、また一つと全滅して行き、林道に連なるおびただしい数の凍死体と戦車の残骸が世界中の新聞紙面を飾りました。雪に閉ざされたフィンランドの林道でいったい何が起こったのでしょうか。写真は206点が掲載されています。主な内容は以下の通りです。プロローグ(日露戦争)、ヘルシンキ空爆、我々は屈服しない、フィンランドを解放せよ、バルチック艦隊出撃、ささやかな兆候、中央分断作戦、モロッコの恐怖、反撃が始まった、海上での戦い、スンマでの激戦、第27歩兵連隊の反撃、いつの日にか、ラドガ湖畔での戦闘、敵機発見、世界最悪のクリスマス、赤い鷹の襲撃、戦術を変え始めたソ連軍、第163狙撃師団の壊滅、雪中の奇跡、1939年の総決算、対戦車戦、空爆下のトゥルク市、悲劇の義勇パイロット達、ソ連中央軍事会議、フィンランド軍の塹壕、英仏軍がやって来る、救援を阻む壁、気をつけろ踏みつぶされるぞ、百万要塞、鋼鉄の悪魔、撲滅射撃、戦線縮小、将軍包囲陣、戦闘機魂、ホンカニエミ戦車戦、氷上の進撃、君らにすべてがかかっているのだ、飛べるものは全て行け、最後の迎撃戦、奇跡は終わった、エピローグ、解説・三野正洋

登録情報

  • 単行本: 272ページ
  • 出版社: 大日本絵画 (1989/12)
  • ISBN-10: 4499205360
  • ISBN-13: 978-4499205368
  • 発売日: 1989/12
  • 商品の寸法: 18.4 x 12.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 82,924位 (本のベストセラーを見る)
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By shaul
本書は1939年11月末から翌年3月まで行われた第1次ソ・芬戦争、
いわゆる「冬戦争」の始まりから終わりまでを描きます。
「Model Graphix」誌上の連載をまとめたもので、当時は私も
フィンランド兵たちの激闘をハァハァしながら読んでおりました。
残念ながら冬戦争について日本語で読める本は限られており、
…というか、この本を入れても数冊です。

作中では実際に戦闘へ参加された方の日記・手記から引用した細か
い戦闘描写がこれでもかと続き、間に大局の動きが入ります。
迫り来る赤軍大戦車部隊を相手に、火炎瓶や収束手榴弾、そして
根性(最大の武器)で頑張るフィンランド兵の姿には涙を禁じ得ま
せん。また、組織のへっぽこぶりから雪降り積む森の中で次々に
凍死していく赤軍兵士の姿は哀れを誘います。戦争って空しいね。

ビジュアル面でも貴重な写真がてんこ盛り。B級、C級兵器大集合と
いったところでたまりません。多砲塔戦車スキーな俺歓喜。
世のマイナー兵器マニアならぜひ御一読を。

あえて注文するとしたら…あちこちに引用をそのまま突っ込んであ
るので戦いの流れが掴みにくい、地図がないので敵味方の位置関係
がよくわからないといったところでしょうか。
まあそれはそれとして、マイナーな戦争の戦記物としては、上々の
部類に入ると思います。

「いざとなったら、どれだけ正義がこちらにあろうと誰も助けてく
 れない、自力で頑張るしかない」という、国際社会の冷酷な
(当たり前の)現実を知るための一冊といえましょう。
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 内容については論評しませんが・・・・ 

 他の方のレビューでたびたび指摘されていますが、決して流れるように読み易い文章ではありません。翻訳物を読みなれた方が書かれるような文章です。ただ、当方は決して「読みにくい」とは思いませんでした。「日記や手記の引用文らしい文章が突然始まって、一体誰のものか皆目わからない。」という指摘がありましたが、当方はたいして混乱しませんでした。おそらく、過去のことを語るのではなく、展開に同時代性を演出したかったため、このような文体をわざと採用したのではないでしょうか?これはこれでアリではないかな・・・と思います。

 写真は豊富でそのため上質の紙を使っていますので価格がちょっと高いのが難点です。

 当方が最も惜しいと思ったのは展開に合わせてもっと親切に地図を掲載して欲しかったことです。改訂版が出されるときにはこの点を強く要望します。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ソ・芬戦争の前半、冬戦争
判官びいきかもしれないが、フィンランド軍兵士・国民の勇戦に震えた。

1939年11月30日早朝、国境沿いに展開していたソ連軍は猛烈な砲撃を開始し
30分後戦車を先頭に国境を越えた。
マイネルヘイム元帥は全国民と兵士に布告
「我々は戦う、家郷のため、信義のため、祖国防衛のために」
人口370万の小国フィンランドは人口60倍超の隣国の理不尽な要求に屈せず銃を取った。
その百五日間の奇跡の戦いの記録が本書である。

そして1940年3月13日圧倒的な国力の差、戦力の差は抗しがたくフィンランドは孤立無援のまま力尽きた
しかしその記憶は今でも鮮烈に「雪中の奇跡」として残る。
国が存続する・生き残る・独立を守ることは存在を賭した闘いにあることを知る。
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多分、もう絶版ですよ 0 2007/11/24
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