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21 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
東京国際映画祭四冠は伊達じゃない,
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レビュー対象商品: 雪に願うこと プレミアム・エディション [DVD] (DVD)
人生に挫折した一人の若者が、何百kgものソリを曳き障害を越える『ばんえい競馬』と出会い、再生していく姿を描きます。イマイチ成績の残せない馬に自分を重ね、その世話をすることで救われるという話。ありがちな設定ではありますが、伊勢谷友介や佐藤浩市、小泉今日子といった主要キャストの演技のうまさ、北海道というロケーション、馬もメインキャストであり、極寒の中、力強い馬たちの鼻息と体から立ち上る湯気と北海道の厳寒の風景が混じり合ってなんとも幻想的で、すんなりドラマに入り込むことができました。馬の調教、馬糞の掃除、病気になった馬の徹夜の看病、等々。労働がドラマの核になっていて、働く人に敬意を込めています。ここにこの映画の温かさがあるような気がします。それを象徴するのかのような食事のシーンがいい。佐藤浩市演じる「大将」と呼ばれる家長を中心に、従業員たちが食卓を囲む。小泉今日子演じる『まかないの母さん』の作る食事は、丼にたっぷりの白いご飯に、生卵、納豆、肉じゃが、鮭の塩焼きくらいのものだけど、とっても美味しそうだ。擬似家族のようであり、スポーツクラブの合宿のようでもある。 2度ある風呂のシーンもいい。最初は、小学校の同級生であるテツオ(山本浩司)が歌う校歌を歌わなかった学が、馬の世話をするなかで、心がほぐれ歌うようになる。このオーソドックスな演出が、テツオの屈託のない笑顔とともに何ともほのぼのとした感動を呼ぶ。 レースシーンでは、当然、サラブレッドによるレースのようにスピード感はありませんが、重いソリを真っ向から引いていく姿は、パワフルな迫力に満ちています。スピードが遅いからこそ、観客が馬といっしょに移動しながら声援を送る、その一体感が心地いい。
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
みんな一所懸命生きてる,
By ごんのすけ (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 雪に願うこと プレミアム・エディション [DVD] (DVD)
切ない映画ですが、見終わった後は、何か希望のようなものを感じさせます。佐藤浩市が非常に良いです。 伊勢谷友介演じる主人公の最初救い難い浮き加減に対し、徐々にばんえい競馬の現実を含んで見せるシーンが、お気に入りです。 小泉今日子の「女を感じさせる賄いのオバちゃん」ぶりも良いです。 でも、この映画の本当の主役は「ウンリュウ」号でしょう。 「ウンリュウ」号からは物言わずとも定めとして走る、という使命感と説得力が充分に感じられ、ばん馬としての宿命を感じます。 不覚にもラストシーンで泣いてしまいました。 みんな一所懸命生きているんだと改めて感慨に耽る、日本映画の秀作です。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
まっすぐ見つめる事,
By 映狂人 "eigazuki" (大阪) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 雪に願うこと プレミアム・エディション [DVD] (DVD)
近年の日本映画の中で、やっと納得できた作品。北国の厳冬という背景も相まって、監督の凛とした 視線を感じる。それは、人の行き方を見つめる視線 とみあっている。潔い映画である。
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