すべての言葉が突き刺さる。その、絶叫と、意外にも淡々とした(ベテランが為せる技だろうか?)アンサンブル。最初の1音から、最後の音が消え失せるまでの、永遠のような時間が終わると、気が付けば、僕の瞼には涙が滲んでいる。あああー、と、声にならない呻きを吐き出して、マジ泣きした自分が信じられないまま、また初めから聴き直してみる。『1000年後の雨になって 僕らは降るだろう』――。命と、人間と、地球の美しく残酷なサイクルに取り残された主人公の、ただ一つ確かな予言のようなもの。掻き毟られるようなその想いに、胸が張り裂けそうになる。
あらん限りの大音量で、暴れ狂うヘッドフォンを耳で抑え込みながら、噛み付くように、そしてシクシクと泣くように、ぜひとも聴いて下さい。結成20年目にしてthe pillowsは、これまで築きあげた数多の名曲の、さらに“その上”に、堂々と君臨する音楽を生み出してしまった。