読みはじめたらあっというまに読み終わってしまった。
非常に面白く読みやすい。
師匠への思いに溢れているし、兄弟子の談春に対しての記述も口は悪いけど愛情を感じるので全くいやな感じはない。
何にせよ、師匠に惚れて師匠の好きなものを好きになって夢中になって日々勉強している。
好きなものに夢中になってるんだから本人はきっと苦労と感じてないとは思いますが、それでも結構大変だったと思います。
自分の芸を高めていく過程やプライベートに関しては、ちょっと照れているのか割とスッと描いているけれども、おそらくかなり悩んであがいてもがいてっていうこともしてるんだと思う。
まあそこをサラッと書いているから非常に読みやすく、読後感も良い作品になっていると思います。
落語をそれから映画を語る志らく師は、かなり表現が的確でなおかつ簡潔で分かりやすいからこの本もかなりコンパクトにまとまりながら、情報量は結構多い。
落語をあまり知らない人や志らく師の落語を聞いたことがない人も、この本を読むと興味を持つんじゃないかな?
音楽や文学、マンガに絵画それから演劇なんかもあるけれども、なんでこんなに夢中になれるのか?
そんなに面白いのか落語って?
そういうところから落語に入っても良いのかもしれないですね。
ただし、寄席に行くとちょっと幻滅するかもしれないから、先ずは志らく師や談春師も出演する立川流の落語会を観に行くのが良いかと。
談春師の「赤めだか」は未だ未読なので、こっちもこれから読みまーす。