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一体、雨ってなんだろう?と思いながら、
ページをめくり、
彼女の目を通して語られる雨は、
人間のように気持ちを語り、
愛らしい。
本当に愛しくて仕方ないんだと、
読みながら実感する。
いつしか、自分も雨のことが大好きになっていた。
大好きな雨と、
雨との生活の中にいつもある音楽。
まるで口にして語るように、
自然な文章で話は進んでいく。
奇麗な言葉、美しい雨。
心を乗せて流れる音楽。
気持ちが溢れだす。
本当に大好きな本。
本を普段読まない人でも、
簡単に読めてしまうと思う。
極上の時間をどうぞ。
レコード屋さんが私にとって時別だった日々は遠い昔・・・
そう言う江國さんをしあわせにしてくれた音楽と雨くんとの生活が
淡々と、そしてしっとりと描かれています。
江國香織の音楽の嗜好が、わかりすぎるくらい見えるので
彼女のいろいろな小説を読む時のキーにもなると思います。
また取り上げているCDもマニアックなものは少なく、
聞こうと思えば聴けるような有名なものが多いので
読みながら、その音楽をあらためて聴いてみたくなりました。
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