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雨と夢のあとに
 
 

雨と夢のあとに [単行本]

柳 美里
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

12歳の少女の孤独、命のきらめき……。柳美里初の怪談小説。連続ドラマ化!
発売同時に連続テレビドラマスタート! 12歳の少女が抱えた深い孤独、苛酷すぎる運命、そして命の輝き。現代の家族が抱える不安と揺らぎを、たぐいまれなストーリーと筆力で描いた話題必至の長編小説!

内容(「BOOK」データベースより)

蝶の撮影旅行に出かけたきり、2週間も音信不通だった父が帰ってきた。ひとりで留守番をしていた12歳の少女は喜ぶ。しかし、帰国した父は、いつもと様子が違っていた。少女の身に降りかかった、甘美で残酷な“孤独”の日々。柳美里初の怪談。

登録情報

  • 単行本: 283ページ
  • 出版社: 角川書店 (2005/4/8)
  • ISBN-10: 4048735950
  • ISBN-13: 978-4048735957
  • 発売日: 2005/4/8
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 84,321位 (本のベストセラーを見る)
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57 人中、46人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 TVドラマとはまったく違い、静かな感動を残す美しい小品, 2005/5/13
By 
think_or_die (東京都) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
Amazonが確認した購入(詳細)
レビュー対象商品: 雨と夢のあとに (単行本)
 
本書が原作となっているテレビ朝日系放映のテレビ
ドラマを先に見て、ああ、芥川賞作家の柳美里も、
重い私小説は卒業して、通俗的な怪談恋愛モノを
書くようになったんだ、とショックを受けた昔からの
柳美里ファンは安心してほしい。

本書はいちおうドラマの原作ということにはなって
いるが、まったく別の物語と考えてほしい。

むしろ彼女が芥川賞を受賞した前後の、私小説的な
作品の閉塞感や絶望感は消え、強い倫理性に裏打ち
された不思議な透明感のある親子愛の物語になっている。

テレビドラマでは主人公の桜井雨は高校生だが、
原作では小学6年生の無邪気さを残す少女だ。
ドラマでは何人も幽霊が登場し、残された人々の
愛情に気づくことで成仏(?)するというワンパターン
の一話完結ものになっているが、原作に登場する
幽霊は雨の父親と、ある理由で死んだ人の二人だけ。

あくまで雨と父親の穏やかな愛情が、限りある日々の
なかで静かに交感される、淡々としつつも深い感動を
残す小品。まさにフォーレの『夢のあとに』のようだ。

幽霊の希薄な存在感をさりげない文体で、説得力を
もって描く柳美里の筆力はさすが。はじめて柳美里を
読む人にもおすすめだけれど、彼女の初期の小説や
戯曲を愛していた人たちも、まったく裏切られること
はない、美しい小説である。
 

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16 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 妙なアンバランス, 2005/6/8
レビュー対象商品: 雨と夢のあとに (単行本)
主人公の少女は「今時」の6年生で、友達とやり取りするメールの文章、言葉遣い、好きな服や音楽・・・どれを取っても「今時」の軽さがある。その、徹底的な現実の世界と、死んだ父と過ごすという幻想的な世界の、妙なアンバランスさがこの小説の魅力だと思う。父が死んだという事実を、時には「寂しさ」や「恐怖」に縛られそうになりながらも、少しずつ体に染み込ませるように認めていく少女の強さが心に残ります。
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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ドラマとは別物, 2005/7/4
レビュー対象商品: 雨と夢のあとに (単行本)
テレビ朝日放映ドラマの原作本。
でも、ドラマとは全く別物として読んだほうが良いでしょう。
ドラマの余韻を残したまま読むと、「あれ?」と思うかもしれない。

主人公は六年生の女の子、
この女の子の心理状況を楽しみながら
読めるのは小説ならではですね。

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