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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
クラシックのような,
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レビュー対象商品: 雨あがる [DVD] (DVD)
静かで穏やかな風景、その場面だけで世界に入ってしまう感覚、剣の腕の確かさを伝えるシーンでは、本格的に居合を使い、細かいところをやけに主張したりするところが、かなりマニアックな作品です。クラシックて聞き慣れないと、同じような感じで退屈になりがちですが、聞き慣れてくるとそりゃあ奥深いものですよね。この作品は僕にとって、クラシックのような作品です。間隔を開けて何回でも見てしまいます。時代劇でこういう作品て多くはないと思います。ちなみに僕は時代劇大好きで、忍法 剣豪 大名 座頭市 必殺 なんでも見てます。これからもたくさんの名作に出会うため、時代劇を見続けて行きたいです。
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
恥や誇りを主張しない自尊心、古き良き日本人を知る!,
By Replica (Tokyo) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 雨あがる [DVD] (DVD)
山本周五郎の原作に黒澤明の脚本という、誰が訊いても「最後の黒澤作品」という印象を拭えない作品ですが、最近「博士の愛した数式」まで観て、 小泉堯史監督の作風を理解してみると、意外にも当時観たときには、処女作 として黒澤明へのレクイエムでありオマージュであると感じていた、全体に 漂う静かでゆったりとした時間の演出や、丹念に記録されたリアルな雨の 描写や繊細な山河の映像は、黒澤明へのそれではなく小泉堯史監督自身の 作風であることに気が付きます。 つまり、この作品は話題性としてのビックネームやキャッチフレーズで翻弄 されてしまいがちですが、処女作にして今なお貫かれている、自然の流れに 逆らわない、人間の機微をみごとに映像に定着させている精緻な作品である。 これをゆったりとした気持ちで眺めていると、ここに登場する様々な立場の 人々、不自由だらけで決して幸福ではないけれど、その思いは説明などなく ても理解しあえる情緒で繋がっているという安心感。人情を押付けない謙虚 な自尊心の在り様など、古き良き日本人を見て、少々嬉しくなってきます。
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
麗しき師弟間のバトン・リレーを記録した特典映像が見逃せない。,
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レビュー対象商品: 雨あがる [DVD] (DVD)
ご存知、故黒澤監督の遺稿となった脚本に基づいて、黒澤監督の一番弟子とも言うべき小泉監督が完成させて、黒澤監督の1周忌にヴェネチア映画祭でワールド・プレミアを行った作品。内容自体は、題名の如く心が晴れ上がる思いがする傑作。理想的な夫婦像、主人公の浪人と庶民たち、武士たちの心の通いあいが91分という長すぎない時間で丹念に描かれている。時代劇らしく刀を交える場面も適度に取り入れられて映画のアクセントとなる。緑滴る自然の描写やいたわり合う夫婦の姿は次作「阿弥陀堂だより」に発展していくものを感じさせ、小泉監督の指向する所はこのデビュー作からも窺える。だが、本作は、黒澤監督ゆかりの製作スタッフ(監督補が野上照代さん)、俳優に祝福され、成功した師弟間のバトン・リレーの作品と捉えるべきだろう。雨のシーンや照明、美術、そしてカメラ・ワーク等ある意味黒澤流撮影の真髄を再現して黒澤監督的な映画が作られる過程をじっくり記録したメイキング映像、それに野上照代さんと小泉監督の対談が抜群に面白い。そして、映画のために国宝彦根城内に川(画面には登場しない)を作ったり、大井川の支流を作ったりする奮闘振りの中から、小泉監督のリーダーシップが発揮され、小泉組・小泉流(典型的には準備に時間をかけるが、撮影は短い日数で終えること)が誕生していく。1級のドキュメンタリーと言ってよいだろう。黒澤監督が残した絵コンテや創作ノートをたっぷり見ることができるのも感涙ものである。1点減点したのは、ラストは黒澤監督の遺稿通りに終わる方が良かったのでは、と考えるからだが、本作のラストも味わいがある。単に好みの問題です。
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