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難解な本を読む技術 (光文社新書)
 
 

難解な本を読む技術 (光文社新書) [新書]

高田 明典
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

フロイトの「無意識」、デリダの「脱構築」、ドゥルーズの「襞」、フーコーの
「生権力」、ナンシーの「共同-体」、ジジェクの「否定の否定」・・・・・・これまで
に何度も齧っては躓いていた、錚々たる哲学者たちの思想を理解するには、
どうすればいいか。本書はいわゆる難解な「思想書」を、読んで理解するた
めに必要な技術を紹介。前半の章では、本のタイプの分類や、選書の仕方
などの準備段階から、実際に本を読む方法と、同時に記録する「読書ノート」
の取り方といった実践まで、基本的な読書の技術を学びます。そして、後半
の付録には、学生による「読書ノート」記入例と、「代表的難解本ガイド」を
つけましたので、読書の技術を具体的に理解できるようになっています。

内容(「BOOK」データベースより)

フロイトの「無意識」、デリダの「脱構築」、ドゥルーズの「襞」、フーコーの「生権力」、ナンシーの「共同‐体」、ジジェクの「否定の否定」…これまでに何度も齧っては躓いていた、錚々たる哲学者たちの思想を理解するには、どうすればいいか。本書はいわゆる難解な「思想書」を、読んで理解するために必要な技術を紹介。前半の章では、本のタイプの分類や、選書の仕方などの準備段階から、実際に本を読む方法と、同時に記録する「読書ノート」の取り方といった実践まで、基本的な読書の技術を学びます。そして、後半の付録には、学生による「読書ノート」記入例と、「代表的難解本ガイド」をつけましたので、読書の技術を具体的に理解できるようになっています。

登録情報

  • 新書: 280ページ
  • 出版社: 光文社 (2009/5/15)
  • ISBN-10: 4334035086
  • ISBN-13: 978-4334035082
  • 発売日: 2009/5/15
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.0 難解な本を読む技術, 2011/3/29
レビュー対象商品: 難解な本を読む技術 (光文社新書) (新書)
高田明典『難解な本を読む技術』は久々に読み応えがある「読書術」の名著であった。このタイプの本としては、私は呉智英『読書家の新技術』と小谷野敦『バカのための読書術』以来の出色の出来であると思う。

「難解な本」とあるが、本書が想定している「難解な本」は哲学・思想系の本であり、抽象性の高い文章との取り組み方について、具体的・実践/実戦的な「技術」を示唆してくれている。とりわけ読書ノートのとり方は参考になる。

読書の「技術」を教示する「本編」もさることながら、それにつづくふたつの「付録」がたいへん興味深い。

ひとつ目の「付録1 読書ノートの記入例」は、著者と著者が大学で指導している学生たちの読書ノートがサンプルとして数点載せられている。

おもしろいのはふたつ目の「付録2 代表的難解本ガイド」である。これはかつて小谷野氏がやった「読んではいけない本リスト」を髣髴とさせるものがあるが、本書の著者・高田氏の場合、そういった難しい本との格闘の仕方をも示してくれている。さて、「代表的難解本」とは次の十冊である。

デリダ『有限責任会社』
スピノザ『エチカ』
ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』
ソシュール『一般言語学講義』
フロイト『精神分析入門』
フーコー『言葉と物』
ラカン『エクリ』
ドゥルーズ『襞』
ナンシー『共同−体 コルプス』
ジシェク『厄介なる主体』

いずれも難しい本ばかりである。高田氏は「ガイド」として当該の思想家の「傾向」や「クセ」を予め指摘し、彼らの思想を理解するために有益と思われる二次文献の紹介をもしている。デリダであればドイッチャーノ『デリダを読む』を、スピノザであれば上野修の著作を、ウィトゲンシュタインであればラッセルと野矢茂樹の「解説」を、ソシュールであれば町田健の著作を、ラカンであれば向井雅明『ラカン対ラカン』を、ジジェクを読むのであれば長谷川宏『ヘーゲル『精神現象学』入門』を、それぞれ先に読んでおくとよいとアドヴァイスを与えてくれている。

また本を読むには順序があり、例えばフロイトであれば『精神分析学入門』→『夢判断』→『自我論集』の順に、ジジェクであるなら『ラカンはこう読め!』→他の著者の書いたラカンの入門書→『斜めから見る』→『否定的なもののもとへの滞留』あるいは『厄介な主体』という順に進むのが望ましいとのことである。ドゥルーズであれば『批判と臨床』から入るのがよいらしいよ。

難しい本もちゃんとした手続きを採れば、存外、ちゃんとした読解ができるのかもしれないな。そう思わせてくれる一冊であった。

難しいことを難しく書く知識人よりも、難しいことにどのように取り組むかを教えてくれる知識人の方が、ある意味本当の知識人ではないか。
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 現代の知を自分なりに読み解いていきたい人に!, 2010/1/4
レビュー対象商品: 難解な本を読む技術 (光文社新書) (新書)
現代の「知」に触れたい。けれど、どこからどう触れていっていいのかわからない。そう思う人にとって絶好のガイドになる本です。

難解と言われる哲学ですが、そこには人類がずっと考察を重ねてきた「知」の結晶が確かにあります。

本の選び方から、読み取り方まで丁寧に書かれたこの本を片手に自分なりに学び取っていく時間はきっと充実した楽しいものになるだろうと思いました。まずはソシュールから読み直してみたいなと計画しています。
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22 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 買いですが・・・。, 2009/5/25
レビュー対象商品: 難解な本を読む技術 (光文社新書) (新書)
著者が日々学生相手に教えているであろう本選びから読書ノートなどについて、たいへんわかりやすく説明しています。自分は高校生を相手に主に小論文の指導でこういったことを教えているのですが、大学生になってまで本書で説明されているほど具体的に教えなければならない現実があるのだとすれば、高校の現場の至らなさに恥じ入るばかりです。それと、蛇足かもしれませんが、高校生は小論文(学生はレポートや卒論でしょうが)の勉強に大学生ほど時間を割いてくれないので、電車やバスのなかでもポケットに筆記用具と付箋(大小二種類)を持たせて、疑問に思ったり理解できなかったりした、あるいは逆にうまく理解できたと思えた概念や用語はその場でとりあえず形に残させ、それを該当する箇所の上に貼らせて帰宅後、読書ノートに移し変えるよう指導しています。こうすると、その概念や用語が「熟成」してわかったものもわからなかったものもまた別の角度から見ることができて思索力のアップにつながり、たいへん有効のようです。ただ、ある程度こういった学習に慣れている「大人」の方であれば、本書に述べてあるようなことは自然に身についていると思われますので、極端に読み応えがないかもしれません。
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