原著は03年、全米難聴者協会から刊行され、ロングセラーとなっていますが、内容は、アメリカの難聴者のためのサポートガイドブックです。
本書のタイトルに惹かれる方は、筆者と同じように聞こえない、聞こえにくい人たちではないでしょうか。そうした方々が本書を読むと、誤解する恐れがあります。日本にはないシステムや名称が、特に注意書きもないままに取り上げられているなど、日本の実情とあってない情報が多いのです。
本書のタイトルに惹かれて読む方がどんな人なのかを考えれば、訳者や監修者はタイトルに十分に気をつけるべきだったのではないでしょうか。
内容そのものはよいので、紹介の仕方、訳し方に気をつければ、もっとよい本になったのに、と、著者のためにも残念に思います。