難関大受験で物理といえばこの本というのが、通説ですが、
本当にこの本はいいのでしょうか?
たしかに例題の選定は素晴らしいです。
正直この部分のだけでやる価値はあります。
しかし、それだけです。
まぁ、例題以外はやらないものとしても、
解説がいまいちです。
別に計算過程を丁寧に追えるようにしてくれというわけでありません。
一問で応用がきくように、物理の特性とでもいうような、
この部分の解説に旨みがありません。
かといって、解答パターンの習熟にも、注意を払っていません。
なんとも中途半端。
なので、問題演習を通して自力で本質を見出せる人向きです。
あるいは、単なる問題集としてです。
実際には、本質を理解せずに本番を受け、問題が表面化しなかっただけ
の人も多いはずです、こういった受験勝者からは、わけもわからず、
結果論で高評価を得るでしょうね。
この本の高評価の所以は、受験のうまい生徒が自分の力と本書の力とを
錯覚しているだけです。
本書の利用者の大半が優秀なはずですから。
ただ単にほかにちょうどいい難易度の本がないだけです。
過剰な期待は厳禁。ごく普通の問題集です。