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難儀でござる (光文社時代小説文庫)
 
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難儀でござる (光文社時代小説文庫) [文庫]

岩井 三四二
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

覇王・信長に金を無心する役を押しつけられた公家。
隠居せぬ血気盛んな老父。
いい人だけど無意味な篭城を続ける我が殿……。
歴史的大事件の陰に密やかに咲いた、まことに難儀な人々に振り回される男たち。

もういっぱいいっぱいな彼らに解決方法はあるのか?

小気味良い展開と洒落な人物描写。そして時代小説の醍醐味。
松本清張賞受賞、直木賞候補など、注目を集める作家による、読後爽やかな快作。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

甲斐勢は、攻め入ってきた駿河勢の退路を断ち、二千の兵を勝山城で孤立させた。甲斐国守護・武田信直は、今川の使者である老僧・宗長に兵の解放の条件として二万貫文を要求する。甘利備前は宗長との交渉役を命じられる。だが、相手はのらりくらりと連歌に精を出すばかり―(『二千人返せ』)。歴史的事件の陰で理不尽な無理難題に振り回される男たちを描いた短編集。

登録情報

  • 文庫: 340ページ
  • 出版社: 光文社 (2009/3/12)
  • ISBN-10: 4334745555
  • ISBN-13: 978-4334745554
  • 発売日: 2009/3/12
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
おもしろい。 2006/11/20
形式:単行本
この人の本は今回初めて読んだのだが、至極読みやすくて好感をもった。本書には八編の短編がおさめられている。扱われている時代は戦国時代だ。この混乱を極めた時代にあって難問に直面する人々が描かれる。戦国の世とはいえ、難局に対する人間の反応というものは今も昔も変わらない。億劫なものは億劫だし怖いものは怖い。あくまでも人間としての素の反応を描こうとした作者の姿勢に大変好感をもった。小品ながら、本書は共感とユーモアをもって忘れがたい印象を与えてくれる。

中でも良かったのが「しょんべん小僧竹千代」だ。これは幼き家康の人質時代に起こった秀逸なネゴシエイト劇を描いていて読ませる。物語の結末は予想できても、その過程に醍醐味がある。なかなか印象深い作品だ。「信長を口説く七つの方法」は先帝の十三回忌を前に先立つもののない禁裏が、いまをときめく覇王信長に二百貫文出させようとする話だ。ユーモアに包まれた楽しい一編だった。その他の作品においてもそれぞれ歴史の表舞台には出てこないが興味深い出来事が描かれていて、楽しめた。
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7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
戦国時代の人間関係やら年貢のことやら

大名から庶民までの「難儀」な問題を書いた

短編集。

ハッピーエンドもあるし、その逆もある。

出てくる地名が戦国時代のものだし、会話の内容も

昔の言葉で書かれているのでちょっと読みにくい。

ただ、それを差し引いても面白かった。

成り行き上、とても難しい問題にぶつかってしまった

人々が、どのように対処していくのかを読み進めていく。

あと、新鮮だったのが、織田信長が美濃弁で

しゃべっていたことだ。大河ドラマなどでは、めっちゃ

標準語なのだがよくよく考えると確かに美濃弁の方が

歴史的に納得がいく。

岩井三四二、ちょっと面白そうな作家です。
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3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 この「難儀でござる」という本は、ふさいちがはじめて読んだ三四二作品である。厳密に言うと作品ではなく、短編集を収録した本のタイトルであるが、「難儀でござる」、心に響く言葉である。
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