これまでずっと、自分以外のところに正しいことや、適切な方法があるとばかり思ってきました。いえ、これが自分の判断なんか、そうでないのか、なんて考えたことがありませんでした。
自分の感じ方を信じるもなにも、つらいことや苦しいことは、耐えなければならないと思っていたし、我慢してそれを乗り切らなければならないと思っていました。
だから、この本で、自分の感じ方を基準にして、相手に近づかないほうがいい。きついときは、避けていいんだ、嫌なときは、離れていいんだ、そうすることが、悪いことでも、弱いことでもないんだと、教えられました。
相手とつい争ってしまうのは、本当は、私自身が傷つくのが怖かったからだったのだ、とわかりました。いつの間にか、それに気付かず、傷つきたくないから、傷つく前に相手に勝とうとして戦ったりして、わざわざ嫌な人たちに近づいていって、傷つけ合っていたんですね。
自分から離れると負けた気がして悔しいと思うのではないかと思ったのですが、案外、そうでもなくて、相手のことが頭から離れないという分量が減ってきていました。
親ともわかってもらいてたく、どんどん突っ込んでは、傷つけ合っていました。わかり合うというのは、まだ、これからの課題ですが、すくなくとも、息苦しい距離間隔でわかってもらおうとするのは、傷つき合っているだけなんだ、とはっきり自覚できました。