大島弓子作品を読んだことのない方には、この本はどう映るんでしょうか?正直に申し上げてそれは、私には見当のつかないところではあります。というのは、表題作の「雑草物語」の他、「近未来オリンピック」という文章の短編と、カラーイラストつきショートストーリーの「クリスマスの奇跡」、そしてこの本のあとがきマンガに、「大島弓子さんへの20の質問」、そしてそして大島先生の撮影した花の写真・・・と、”ファンブック?”と思ってしまうような収録内容になっているからです。しかし、「雑草物語」は、節約好きのエネさんが、遠い親戚の遺産で突然大金持ちになってしまうという話なのですが、シュールなようでいて妙にリアルと感じる登場人物の言動、圧倒という言葉は当てはまらないが、心はワシヅカミ状態になるストーリー展開など、大島作品の魅力を十分に感じていただけます。また、少女マンガ特有の、困っちゃうような絵が苦手な方にも読んでいただけると思います。表紙はかわいい天使のイラストです。他のマンガ家には飽きちゃったわという方、是非ご一読を!!