雑木で作る庭をコンセプトにした本もだいぶ増えてきた。
私が以前読んだ物は「小さな雑木の庭」という狭いスペース向けの
本だったので、この本で紹介されている庭のほとんどが
数100平方メートルレベルだったのにぶっとんだ。
なるほどそれなら雑木も木姿もさまざまに数種組み合わせたり
水の流れや築山を築いたりして、里山や山間や高原を思わせる
そんな空間こそ雑木も活きるというものだろう。
ただし、施工費は書いていないものの
プロが細やかに心を配って作り上げるこの空間が
数百万レベルということもよく分かり、また
剪定や手入れなど、継続してプロの手を入れていかなければ
いけないことも察せられるので、パンピーには手のだしにくい
ハイクラスの庭だということも痛感される。
一方でこの本では「シンボルツリーの植え方」や
レンガや砂利、石貼りで作るペイビングやテラスなどの作り方を
初心者向けに詳しく説明しており、
狭いスペースだけどシンボルツリーを一本植えたいとか
DIYで庭をなんとかしたいと思っている人にもアピールしていて
前半と後半のターゲットが真逆すぎて、どっちつかずの印象を受けた。
前半で見た林間クラスの庭にあこがれて一本雑木を選んで
建売りの庭先に植えるお父さん、っていう図なのか。
ちょっとムリがあると思うんですの。