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雇用破壊 非正社員という生き方
 
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雇用破壊 非正社員という生き方 [単行本(ソフトカバー)]

鹿嶋 敬
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

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雇用破壊 非正社員という生き方
著者は、日本経済新聞社の編集局生活家庭部長、編集局編集委員などを歴任後、現在は実践女子大学人間社会学部の教授として教壇に立つ。その間、現代家族が内包する問題や男女共同参画社会のあり方について、様々な提言を行ってきた。本書では、今最も重大な雇用問題に発展している「非正社員問題」について論じる。雇用労働者約5000万人のうち1500万人以上が非正社員であるという現実と、そこに生じるいびつな処遇格差が、この国の社会基盤を蝕んでいると警鐘を鳴らす。

人材は単なるコストか――経営者に向けての、著者の一貫した問いかけである。「企業は不況脱出の過程で、人材の受け止め方に混乱が生じてしまったのではないか」と今の状況を憂える。非正社員問題は、雇う側と雇われる側双方に課題があることを、種々の統計や現場でのケースを基にして明らかにしていく。著者は非正社員を「若年フリーター」「中高年男性フリーター」「女性非正社員」に分類。それぞれ非正社員となった背景や将来直面するであろう問題が異なると分析する。一刻も早く着手すべきは、被雇用者に対する均等・公正な処遇への改革だと言う。社会全体が「男性・正社員・世帯主」という既成概念を捨て、制度設計をし直す時が来ていると訴える。


(日経ビジネス 2005/12/12 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)

内容(「MARC」データベースより)

パート、アルバイト、派遣、請負、契約…。3人に1人は非正社員の時代。若年フリーターの実情、中高年男性フリーターの厳しい状況、女性たちの仕事の現状と問題点を、インタビューと、多角的なデータをもとに明らかにする。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 205ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2005/11/3)
  • ISBN-10: 4000228609
  • ISBN-13: 978-4000228602
  • 発売日: 2005/11/3
  • 商品の寸法: 18.6 x 13 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 フリーターの実情、リストラによる中高年フリーターの厳しい現状と問題点を取り上げたルポ, 2005/11/28
レビュー対象商品: 雇用破壊 非正社員という生き方 (単行本(ソフトカバー))
 本書は、若い世代、中高年、女性……と、それぞれの非正社員としての生き方を多くの事例のなかで紹介しながら、契約社員、パートタイマー、アルバイト、派遣社員、請負社員などの現状をリアルに描き、問題点を明らかにしています。フリーターの実情、リストラによる中高年フリーターの厳しい現状と問題点をインタビューを交えて取り上げていますが、正に雇用破壊が更に進むことになれば、日本社会の基盤も揺るがしかねない問題にもなるであろうし、色々と考えさせられる一冊です。
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14 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 非正社員の悲惨な現実、これに対して労働者は, 2006/2/8
By 
レビュー対象商品: 雇用破壊 非正社員という生き方 (単行本(ソフトカバー))
 この本が評判となっています。それは現に「雇用破壊」とも言うべき形で、非正社員が激増し、今の生活や将来の不安に直結する問題となっているからです。賃金も労働条件も雇用の継続性・安定性も著しく制限された労働者が、多数を占める勢いで増えているのです。

 この本は、その実情の一端を(一端ではありますが)示してくれています。95年以降この10年間の実情が明らかになっていきます。自分や自分の周りの人にあてはまるような例、企業の「手口」がいっぱい出てきます。その意味で、知っておくべき事実がいっぱいあります。

 この本の著者は元ジャーナリストの学者として、ある種たんたんとデータをあげていきますが、自分たち労働者の置かれた状態の問題、さらには資本の攻撃の問題としてみたとき、怒りなしには読めなくなります。著者は「企業の社会的責任」を説き、「新たなルールを求めて」「こういう雇用システムにしたらどうか」、「働きに応じた公正な処遇を確立すべき」、「法令遵守」、「非正社員を含めた価格是正」、「男女共同参画を進める」といったことを結論としています。

 しかし、最大の問題は、なんといっても労働者の団結と闘いの問題です。マルクスは140年ほど前に『賃金・価格・利潤』という本の中で、「無限の利潤追求という資本の原理からして、労働者は闘わない限り、資本によって極限まで搾取され命までおびやかされる。だから労働者は労働組合に団結して闘う必要がある」と述べています。現実は、資本と労働者の力関係で決まります。私たち自身が、この全体構造をみきわめ、資本の分断攻撃(公務員労働者と民間労働者との分断、産業間・企業間の労働者の分断、企業内の社員間の分断、非正社員との分断など)をのりこえ、団結をつくり出してともにたたかっていくこと。ここにこそ、私たちの未来はあることを確信しましょう。
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14 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 労働現場の問題点は書かれているが、ウエイトの置き方はどうか, 2006/1/26
レビュー対象商品: 雇用破壊 非正社員という生き方 (単行本(ソフトカバー))
この本の長所

副題は「非正社員という生き方」になっているが、非正社員の問題点だけではなく、労働現場の問題点を多角的に明らかにしたところ。章立ては、若年非正社員、中高年非正社員、女性非正社員と大まかに分けられているが、正社員の問題点も書くことによって、労働者の置かれている悪条件を見事に描き出している。

この本の短所

著者の得意な分野である女性労働者についてはよく書けているが、若年非正社員(フリーター)の記述はイマイチ。p5、6の記述があるので(モラトリアム、パラサイトシングルの問題はこの本では取り上げるべきではないと思う)、若年非正社員の問題がぼけてしまっている(この書き方では著者が主張したいはずの企業側の責任や行政の責任追及が不徹底になってしまう)。

結論

長所で星5つ、短所で1つ減らして、星4つ。
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