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集中講義!日本の現代思想―ポストモダンとは何だったのか (NHKブックス)
 
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集中講義!日本の現代思想―ポストモダンとは何だったのか (NHKブックス) [単行本]

仲正 昌樹
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

1980年代、「ポストモダン」が流行語となり現代思想ブームが起きた。「現代思想」は、この国の戦後思想をどのような形で継承したのか。海外思想をどのように咀嚼して成り立ったのか。なぜ80年代の若者は「現代思想」にハマったのか。丸山眞男や吉本隆明など戦後思想との比較をふまえ、浅田彰や中沢新一らの言説からポストモダンの功罪を論じる。思想界の迷走の原因を80年代に探り、思想本来の批判精神の再生を説く。沈滞した論壇で唯一気を吐く鬼才による、異色の現代思想論。

内容(「MARC」データベースより)

いまや右も左もバカばかり! なぜ日本の思想家はバカになったのか? 思想界の迷走の原因を80年代に探り、思想本来の批判精神の再生を説く。沈滞した論壇で唯一気を吐く鬼才による、異色の現代思想論。

登録情報

  • 単行本: 269ページ
  • 出版社: 日本放送出版協会 (2006/11)
  • ISBN-10: 4140910720
  • ISBN-13: 978-4140910726
  • 発売日: 2006/11
  • 商品の寸法: 18.2 x 12.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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40 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By BB
形式:単行本
現地ではリアリティに拠っていたマルクス主義がリアリティ(の変化)ゆえに廃れてしまって、でも日本じゃリアリティが元からない(ハルマゲドンじみたおとぎ話?)ために生き残っちゃった、という感覚的に分かってたことが過程を省略せず、しかしこんがらがらずに説明しているスマートな語り口。現代思想というお化け屋敷の裏側を洗いざらいする知的ツアーっていうかな。中沢新一が東大を追われた“思想的”てんまつや、「大きな物語」の消失→若手学者が「監視社会」とかこぢんまりした議論しかしなくなった/「スター学者」を中心とした思想のカンタン化、がスッキリ整理された入門書です。もっとも「スッキリしすぎ」なので、これも一つの「物語」として鵜呑みにしちゃいけないんだろうけど。
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25 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 仲正氏の最近の著作量産ぶりには圧倒されるばかりであるが、一部内容重複や時流に阿った受け狙いと見られるのは、志実現の為の資金調達として、善しとすべきなのか、、、、。

 本書のような初心者向け思想関係ガイドブックの類は、仲正氏の良さが最大限に発揮された名著と言えよう。戦後日本の思想界を席巻したマルクス主義からポストモダンまで常に一歩引いた立場から、非常に割り切った立場で交通整理していて実に読みやすい。勿論、実際にその思想にコミットしていた人々からすれば、「おいおい、こんなに単純なもんじゃないぜ〜」という嘆きが聞こえて来んばかりである。

 ただ『an・an』や『non-no』、『JJ』などの創刊に言及しながら『エピステーメー』や『遊』、『論座』などに全く触れないのは意図的なのか、単に忘れていただけなのか、不自然ではないだろうか?

 読んでいて、昔読んだビートたけし著『みんなゴミだった』を思い出した。語り口の雰囲気が共通しているようだ。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 本書の意図は多くの方がレビューでおっしゃっている通り、80年代頃を一つの焦点として戦後日本の論壇における思想の流れを論じる事である。しかし、本書は第二章を中心に、フランスを中心にしたいわゆるポスト構造主義に関する非常によい入門書ともいえそうだ。
 私はここまでポスト構造主義の思想が入門者にとってわかりやすく説明された本を見たことがない。もちろん、それを専門とされている方にとっては、「肝心な部分が抜け落ちている部分が抜け落ちている」と指摘するのは容易であろう。しかし第二章を読むことで少なくとも、ポスト構造主義とはおおまかにはどのような思想なのか?、そしてそれはいかにして生まれてきたのか?ということは必ずつかめると思う。

 もっとも、私は最初に述べた本書の中心的意図に関する記述も高く評価している。
 第一章に関して述べれば、マルクス主義と吉本隆明・廣末渉らの思想を対置して後者のある種のポストモダン的「先見性」を示したのは非常に興味深く思えた。
 第三章では浅田彰らのいわゆるニュー・アカについてわかりやすく論じられている。浅田彰らについては今日ではかなり矮小化され、偏った形で批判されているように思うが、筆者はある程度キョリを置き冷静に評価しているように感じられる。
 第四章では、今日の論壇の状況について簡潔に述べられている。同時に今日において現代思想が果たすべき役割はまだまだ大きいことが述べられている。

 本書を通して日本の現代思想および世界的なポスト構造主義の概観が必ずやつかめるであろう。思想や哲学に興味がある方にはオススメの一冊です。
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