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集中講義・精神分析 下 フロイト以後
 
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集中講義・精神分析 下 フロイト以後 [単行本]

藤山 直樹
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,835 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

精神分析という知の対話的発展を語り下ろす待望の下巻――フロイト以後の発展として,対象関係論を中心に,自我心理学,クライン,ビオン,フェアバーン,バリント,ラカン,そして現代の精神分析を論じる。理論的な入門であると同時に,臨床への示唆にも満ちた,生きた精神分析の講義録。

著者について

藤山直樹(ふじやま なおき)
1978年 東京大学医学部卒業
その後,帝京大学医学部助手,東京大学保健センター講師,日本女子大学人間社会学部教授を経て
現在:上智大学総合人間科学部心理学科教授
東京神宮前にて個人開業。
国際精神分析学会(IPA)認定精神分析家,日本精神分析協会運営委員,日本精神分析学会運営委員
専攻:精神分析

登録情報

  • 単行本: 272ページ
  • 出版社: 岩崎学術出版社 (2010/6/1)
  • ISBN-10: 4753310043
  • ISBN-13: 978-4753310043
  • 発売日: 2010/6/1
  • 商品の寸法: 20.8 x 14.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
本書は,フロイト以後の精神分析家のうち,
筆者が臨床上とくに重視している精神分析家の仕事を,
コンパクトに,噛み砕いて,わかりやすく講義している。

筆者がとくに重視している理論は,英国対象関係論であり,とくに
クライン,ビオン,ウィニコット,バリント,フェアバーン
の5大理論を詳しく紹介している。
おそらくわが国で読める,英国対象関係論の最高の入門書であろう。

それぞれの理論も,
クライン乳児   外的対象と関係してない 悪い母親を投影している
ウィニコット乳児 外的対象と関係してない 見えない良い母親に守られている
バリント乳児   外的対象と関係している 良い母親とくっついている
フェアバーン乳児 外的対象と関係している 悪い母親を取り込んでいる
と見事に整理されている。

その紹介の仕方も,
それぞれの精神分析家の生き様(時折ゴシップ)と密着させていて,
生き様や臨床経験の違いが理論の違いを生み出す様子を
上手く描き出しているため,
すごく生き生きとしている。

物足りない点をあえて挙げるとするならば以下のとおり。
・自我心理学ないし現代フロイディアンの紹介が薄い。
とくにゴリゴリの機械的な自我心理学を,
臨床体験に近いフレンドリーな理論に書き直して,
精神分析の「静かな革命」を引き起こしたジョセフ・サンドラーを
「ものすごく頭のいい人」と一言で片付けているあたりに
ちょっと偏りを感じなくもない。
・自己心理学やコフートを全く紹介しないで「精神分析とは思えない」
と切り捨ててしまうのはいかがなものか。
・ひとことでいうとアメリカが嫌いなんでしょうか。

でも,精神分析を学ぶ上で,もう避けて通れない教科書だと思います。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By pechica
形式:単行本
本書は大学での講義を一冊の本にまとめたもので,講義録といった感じで書かれている。
前半はフロイトについて,後半はフロイト以降の精神分析がテーマとなっている。
既に他で精神分析の知識があったからかもしれないが,それぞれの著名な研究者の重要なエッセンスが比較的,分かりやすい説明でコンパクトに説明されている。
精神分析の入門書としては読みやすい本ではないかと思う。
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7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
医療ではない 2010/10/21
形式:単行本
50年代60年代のアメリカでは精神分析は精神医学と融合し、大きな発展を遂げた。と同時に
失ったものも大きいようである。精神医学的な治療技法としての精神分析は衰退し、生き方や人
生を見つめなおすための実践としての精神分析にシフトしてきているようである。それはイギリ
スのモデルが大きいようだが、医療とは一線を画する形で精神分析は生き延びるものと思われる
。確かに精神分析の実践を行っていると、治療をし、症状を消去するという意味では精神分析は
あまり有用ではないというのは僕も実感している。単に症状消去だけなら他の治療方法を使った
方が良いだろうと思う。そうではなく、精神医学や精神医療の土台には乗らず、一応社会的な適
応はできているが、根本的な困難を抱えている人に精神分析は大変役に立つものと思われる。自
分の不安や葛藤に直面し、根本からありようを変えて行こうとするところに精神分析の存在意義
はあるのかもしれない。そういう意味でも医療とは切り離した精神分析の実践のモデルを今後作
っていく必要はあるだろう。
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