1)直接診断しないクライアントについて語ることが、
医師として妥当なのか、根本的な疑問です。
自分自身が、知らないところで、知らない医師に
病名を告げられたらどうでしょう
そもそも、医師として、善意からであっても、
勝手な推測はルール違反ではないのでしょうか?
まして、現在、ご療養中である雅子さまの公表された
少ない資料から考察するということが可能なのでしょうか?
いくら、公人であっても、著者も指摘している(P38)
医師の守秘義務があることですし。
2)タイトルと本の意図が違う
著者は、「適応障害」と発表されている診断名を否定したり、
医学的に確立された概念でない「新型うつ」と決めつけるのが目的ではないと(P6)
前書き(雅子さまへの手紙)に述べながら、
雅子さまのお苦しみを思いやりながら、
一般論を主張する内容なのです。
その意図は、出版社の表紙裏に書かれている説明文、
著者の文章に端的に表現されています。
「皇室」という日本社会の映し鏡を通して、
気鋭の精神科医が現代人の「心」の病の深層に迫る。
あなたご自身の歩みから私たちの社会が直面している
どんな問題が見えてくるのか(P6)