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初めて読むヒトにとっては行動生態学のとてもよい案内書として大推薦できる.
アフリカのギャラゴ(ブッシュベイビー)は極端に雄が多く生まれるとかクモザルでは群の中の順位が高い母親は雄を多く生むなど具体例は大変興味深い。生まれてくる子供の性比の違いでどのように適応度違うかという明快な視点による説明は専門家でなくともよく理解できる。性比ということのなかに生物の巧みな生存戦略があることがわかってとてもおもしろい本だった。
内容が濃いと書きましたが、第1章では生き物の性に関わる基本的な事柄が説明してあるので、高校で生物を学んだことのない人でも無理なく読むことができると思います。また、そもそも生態や行動の機能に関わる内容が多く、高校生物のような堅苦しい話はほとんど含まれません。
なお、元々本書はNTT出版から1996年に出版されたものですが、中公文庫への収録にあわせて新しい研究成果もふまえて加筆修正されています。
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