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隻眼の少女
 
 

隻眼の少女 [単行本]

麻耶 雄嵩
5つ星のうち 2.9  レビューをすべて見る (33件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

古式ゆかしき装束を身にまとい、美少女探偵・御陵みかげ降臨!因習深き寒村で発生した連続殺人。名探偵だった母の跡を継ぎ、みかげは事件の捜査に乗り出した―。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

麻耶 雄嵩
1969年、三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。京都大学工学部卒業。在学中に推理小説研究会に所属。1991年に島田荘司、綾辻行人、法月綸太郎各氏の推薦を受け、『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』でデビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 420ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2010/09)
  • ISBN-10: 416329600X
  • ISBN-13: 978-4163296005
  • 発売日: 2010/09
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.9  レビューをすべて見る (33件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 125,704位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ツンデレ美少女名探偵とヘタレ助手見習いが挑む最初の事件。
純粋なミステリファンが読んだら、
恐らく呆れるかくだらないって思うかもしれない作品。
本当に中盤まではそんな感じです。
こんな動機ありかよ、こんな犯人像ありかよ、
そう思った時点で作者の思惑に
見事に嵌められてるような気がします。
この作者の思惑を受け付けることができるかどうかが
評価の分かれ目でしょう。
エピローグは微笑ましかったけど、納得いかない結末でした。
それでも面白かったと思います。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
とんでもない小説に出会ってしまった……。

【あらすじ】
主人公、種田静馬は『ある目的』を持ってスガル伝説と呼ばれる特殊な民間信仰を持つ寒村を訪れたのだが、そこで自らを探偵修行中の身と称する水干姿の少女、御陵みかげとその父親の一行と出会う。その後、静馬は殺人事件に巻き込まれ警察に殺人犯の嫌疑を掛けられるのだが、みかげは静馬は犯人でないと庇い、同じく探偵であった亡き母の遺志を継ぎ、この事件を解決すると言い出すのだが……。

【感想】
麻耶雄嵩氏の本を全てを読破している分けでは無いが、私の知る限り本書は氏の作品の中では(表面的な文章表現のという意味では)非常に『読みやすい』作品であると思う。正直に言って、氏の他作品の多くは外連味と衒学趣味たっぷりの文章で、且つ常用外漢字を多用したありえない人名や固有名詞を多用するため、はっきり言って読みにくい。初期の作品群は特にそれが顕著である。

しかしながら、そのことによって著者側から『同好の有志(バカミス・アンチミステリ好き)はカモン、素人の一見さんはお断り』の意思表示が暗に示され、読者層が完全に分断され好きな人は評価に関わらず好んで読むが、興味のない人や知らない人はそもそも読まないし、例え書店で気になってパラパラめくってもその文章によって興味がわく可能性は低いため、良い感じに固定ファンによる安定的な評価を受けていたのだろうとふと思った。
身も蓋もない言い方をしてしまえば「マニア受け」だ。

ただ、本書はそう言った表面的な読みにくさは鳴りを潜め、文章は非常に簡潔になり読みやすくなっており、あまつさえ2010年度の本格ミステリベスト10の第一位に輝いてしまった為、多くの人の目に触れることになってしまった。更には、内容的にも前半は、助手役のやさぐれた男性主人公と魅惑的な女性名探偵兼ヒロインとの、それはそれはもう手垢のついた位のありきたりな『ボーイ・ミーツ・ガール』モノとして描かれており、初心者にも非常に窓口が広い作りになっている。

しかし残念ながら内容に関して本書は窓口(入口)は広いが出口が狭い。寧ろ、狭いというよりは普通の読み物をとして読んだ場合は出口の手前に硫酸の溜まった落とし穴が仕掛けられているとでも言ったところか?
簡潔化された文章とは裏腹に、恐らく歴戦の著者のファンでも驚くぐらいの『歪み』を内包した作品であり、本書は氏のファンの上級者が読むべき本である。

このamazonでの他の方のレビューを見ても、氏の小説を初めて読んだと思われる方と、氏の小説のファンであると思われる方での評価の乖離具合を見てそのように感じた。

普通の読み物として読んだ場合「登場人物の心理描写が描けていない」「シナリオが破綻している」といった評価は極めて正鵠である。加えて普通の本格ミステリとして見た場合でも、トリックや犯人当てはアンフェアとまでは言わなくとも荒唐無稽だと言われても仕方ないだろう。
しかしながら、本書は物語やミステリのお約束や定石を知らない人間が安易なウケ狙いに走った結果では決して無く、本格ミステリ作家として意外性を希求し続け、本格ミステリの在り方(名探偵の在り方)を追求した著者の想像力の限界に挑んだ帰結であり、そこに安易さは存在しない。

普通の小説家としてではなく、ある一面に尖ったエンターテイナーとしての求道的作品(例えるなら、一流のマジシャンがどうやったら自分のショーを見飽きるぐらいに見てくれた観客に対して、さらに驚いてもらうか考えた末のマジックのようなもの)と考えれば読み手の期待に応えた十分優れた内容であり、高い評価を受けても良い作品だと思った。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
まず、ラストシーンは皆さんが書かれているように「エ〜」というものです。どこにそんなヒントが書かれていたの?という感じですが、個人的には嫌いではありません。ここまでくるとびっくりを通り越してよくこんな結末を考え出すなと感心してしまいました。次に表紙の女の子。この表紙が無ければこのミステリーははっきり言って面白さが半減すると感じました。表紙の女の子のイメージがあるので主人公の探偵さんの描写が目に見えるようです。この娘は誰なんでしょうか?文中の探偵さんとぴったりです。
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投稿日: 2か月前 投稿者: adong
期待はずれでした
麻耶の作品はほとんど読んでいますが
えーなにそれ、という馬鹿馬鹿しさが魅力だと思います。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: うまなみ
ラストの崩壊っぷりがスゴい。
んーと。。個人的には、こんなんアリ??と小馬鹿にして楽しむ本だと思う。

まず設定が何から何まで非現実的。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: nana45
あっと驚く、ちゃぶ台返しのようなどんでん返し
第1部では、みかげと静馬のラブコメミステリーかと思っていた。ところが、このイメージは、第2部で、がらがらと崩されてしまう。第1部で解決したかのような事件が、第2部... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: 風竜胆
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読みやすい本格美少女探偵もの
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本作は読みやすく本格入門にはちょうどいい気がします。... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: 春雨
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