本書の一編「ある臨床心理室の回廊から」には精神科医、精神分析家、臨床心理士、心理学者
などの違いが述べられている。精神科のクリニックを受診するとどういう事が行われるのだろう。
この人たちはなにをしているのだろう。
それは本書を読み、ネットでも調べ、理解してもらうとして、
精神分析のみやっているのか (これはもうすごく少ない)
それとも薬物療法を併用しているのか(処方できるのは医と付く人だけ)
薬物だけなのか、クリニックは少なくとも看板に表明すべきである。
臨床心理士は、カウンセラーになって学校に配置されたり、
精神科医とタッグを組むが、医者によっては助手代わりに使っている人もいる。
臨床心理士を資格認定するのは日本臨床心理士資格認定協会だが、
さらに、日本臨床心理学会というのもあって、日本心理臨床学会なんていうふたつは
間違い探しみたいだ。
それ以外にも日本精神分析学会とか、昔、これと袂を分かって精神分析家が所属しているのが、
精神分析協会で、
北山修さんなんかが所属していて、この二つは昔別れたけど、今は殆ど同じ組織だったりして……
しかし、どこがどうだか、複雑な精神医学臨床心理の組織に患者は迷うばかりである。
著者の精神科医、中井久夫さんもきっと悩んでいたのだろう。