この本の表紙のイラストが気に入ったので内容も作者も知らずに買って読んでみました。
絵に透明感があり、美しく、そして儚く、とくに少女の絵がとても魅力的です。
四つの短編が載っていますが、巻頭オールカラー短編(全8ページ)の「ノストラダムスと榊くん」が傑作です。
主人公の女の子と、その同級生で予知能力を持った男の子との交流を描いたポエム風のマンガです。
男の子が女の子に教えた数々の予言は次々に的中し、「8年後の今日この世は終わる」という最後の予言は果たして的中するのか?
この作品がこの作者のテーマを一番表しているのではないかと思いました。
残りの三つの作品は各60ページ前後の普通のマンガ形式を取っていますが、ギャグやコメディ要素が無い真面目な恋愛話がずっと
続くので、同じような問題を現在抱えている読者でないと作品にシンクロしにくいかもしれません。
私の個人的希望としては「ノストラダムスと榊くん」のような短編でオールカラーでポエム風のマンガを
この作者には描いてもらいたいですね。