陰と陽とを巧みに絡み合わせた前作から一転、今作はオールモノクロ(白黒)です。
巷では芸術性がどうとか、物語性がどうとか言われていますが、表現に制約がある中で
撮り手と演じ手が互いに鬩ぎあいながら精一杯の表現を出していると感じます。
アイドル写真集に「実用性(笑)」を求めていらっしゃる方には正直お勧め出来ません。
「モノクロ写真<カラー写真<カラー動画」と言う風に絵的な表現がリアルになって
いくほど、観る側の想像の余地はかえって制約されていくと思います。この写真集では
観る側の空想や解釈がどんどん広がっていくように感じます。何事も考えずに済むよう
になっていく今の世の中でこのような作品が新しく発表される、まだまだ捨てたものじゃ
ないですよね?