出版社/著者からの内容紹介
女性の少年愛嗜好とは、一般に女の人のホモ好きとして知られ、ここ30年余り、様々な文化・風俗現象を引き起こしてきた。作家森茉莉の少年愛小説、「花の24年組」と呼ばれた少女マンガの諸作品、ヤオイ現象を演出した同人誌や最近のボーイズラブ文化など等。その他、海外の事例も取り上げ、この現象の本質をトータルに解き明かす。
本書は、この現象の意味を女性の現実からの逃避とする既存の見方を排し、当事者の自己確立へのステップと捉えて、現象の全体像と心理学上の解明、さらに日本における歴史的背景を論じた評論である。流行のやおい論を超えた視点で書かれているが、現在隆盛のボーイズラブ文化を考える上でも基底となる知識と知見が示されている。
内容(「BOOK」データベースより)
「やおい」「おこげ」「モーリス現象」「ボーイズ・ラブ」「昭和24年組の少女マンガ」「コミケ」「二次創作」「スラッシュ小説」「双子」「両性具有」「異性装」「二重人格」「吸血鬼」「神話」「ファンタジー」等々。近現代日本の社会・文化・精神風土の枠組の中で、女性達はいかに抑圧され、いかに闘ってきたのか。