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最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
難解だが、興味をそそられる内容,
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レビュー対象商品: 隠れていた宇宙 (下) (単行本)
宇宙が、われわれが存在するものしかないと考える根拠はないわけで、多宇宙という概念自体は決して受け入れられないものではありません。ただ、本書はSFにでてくるパラレルワールドのような多宇宙の有無を論じたわけではなく、物理学の理論をもとに考えていくと、宇宙は複数ある、それどころか無限にあるという結論になるということを解説した本です。多宇宙といっても、よって立つ理論によってその姿はいろいろです。上巻では、そのうちでも比較的理解しやすいタイプの多宇宙を紹介していましたが、下巻は非常に抽象的な内容で、慎重に読まないとついていけなくなります。上巻で紹介されている宇宙ですら、たとえ実在すると理論的に証明されても、われわれは観測できそうもなく、想像することも難しいのですが、シミュレーション宇宙、われわれが住んでいる宇宙がだれかのコンピュータの中のシミュレーションかもしれないという考え方(世界=情報という考えから発展してくる)になると、純粋な思考実験という感じでやっかいです。日常生活には何の関係もないことですし、そもそも正しいかどうかもわからない多宇宙論ですが、いろいろと想像してみるのは楽しい体験です。おそらく本書は最先端で研究する物理学者が味わっているであろう快感を一般の人たちにも味わってもらうために書かれています。ですから、難しいところは読み飛ばしてもかまいません。わからないままにしても気にする必要はありません。この宇宙のリアリティにひとときでも思いを巡らせてみるだけで十分です。
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
超常識世界への出発,
By ank (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 隠れていた宇宙 (下) (単行本)
上巻は様々なマルチバースの紹介だが、下巻になるとより思弁的な内容が増える。一般相対論や量子力学は既にこの世界が我々の常識では理解できない世界であることを示している(日常はそれを意識する必要がないけれど)。しかし、最新物理・マルチバース理論の世界ではその常識との乖離がさらに大きく広がっている。さらにその世界は検証がほとんど不可能という問題も抱えている。それを仮に超常識の世界と呼ぶと、下巻は我々が超常識の世界とどのように向き合うべきなのか、その方向性を示そうとする著者(および他の物理学者)の努力について解説している性格がある。まだこれが答だというものはないが、とにかく我々はもうそれと真正面から向かい合わねばならない場所まで進んできてしまったようだ。ホーキングが神はもう必要ないと発言して物議を醸しているが、確かに、ここまで来るともう最新物理学が示す超常識の世界は、我々一般人が、SF的な興味本位の態度ではなく、現実のものとして真剣に世界観の中に取り込まねばならない時が近づいているように思われる。 下巻の内容は上巻より少し難しく感じるが、きっとこれからはこの下巻の内容の方がより重大な意味を持ってくるのだろう。
11 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
宇宙論はSFに近づきつつある「宇宙がいっぱい」,
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レビュー対象商品: 隠れていた宇宙 (下) (単行本)
原題は『The Hidden Reality:Parallel Universes and the Deep Laws of the Cosmos』直訳すれば「隠れていた現実・並行世界と宇宙の厳密な規則」とでもなろうか。 いま、宇宙論はSFに近づきつつあるのだそうである。 われわれの住む宇宙以外にも「宇宙がいっぱい」あり、 その並行宇宙は様々な名で呼ばれている。 ・パッチワークキルト多宇宙 ・インフレーション多宇宙 ・ブレーン多宇宙 ・サイクリック多宇宙 ・ランドスケープ多宇宙 ・量子多宇宙 ・ホログラフィック多宇宙 ・シミュレーション多宇宙 ・究極の多宇宙 それぞれの宇宙がどんなものなのかは本を読んでください。 僕には性格に要約する力がないのです。
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