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隠れた脳 [単行本]

シャンカール・ヴェダンタム , 渡会圭子
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

無意識の小さな思い込みが、暮らしや社会に与える
大きな影響について明かした超話題作!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私たちの日々の行動や思考は、
さまざまな無意識下のバイアスによって大きな影響を受けている。
本書は「隠れた脳」というコンセプトで、こうしたバイアスを多面的に探っていく。

とくに興味深いのは、つながり(関係性)によるバイアスを重視していることだ。
対人的なコミュニケーション、男と女、集団、他者への同情・・・
私たちがつながるいたるところにバイアスが見いだされる。


これらは個人の錯覚では話が終わらない、強い社会性を帯びており、
私たちの生き方や世の中の動向まで揺るがしてしまう。
実際、読者は、ごく普通のひとびとが生死にかかわる事態に引き込まれ、
あるいは相手を巻き込んでしまうシーンに、本書でたびたび出くわすだろう。

見逃せないのは、こうした重大なできごとも、
私たちのごくささやかな思い込みや無意識の刷り込みが引き金になっていることだ。

本書は米国で最も優れたサイエンス・ジャーナリストと評される著者による
読み出したら止まらない刺激的な科学ノンフィクションとなっている。


◎著者:シャンカール・ヴェダンタム
『ワシントン・ポスト』紙の名物サイエンス・ライター。ハーバード大学ニーマン特別研究員(09~10年)。
優れたジャーナリストとして、数々の賞や特別研究員資格を獲得している。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

::目次::
第1章 自分の脳にだまされる(認知のバイアス)
第2章 相手への評価は無意識に決めている (コミュニケーションのバイアス)
第3章 道徳は隠れた脳が司る (倫理のバイアス)
第4章 思わず知らず偏見は忍び入る(文化のバイアス)
第5章 男と女は入れ代わらなければわからない(ジェンダーのバイアス)
第6章 なぜ災害時に対応を誤るのか?(集団のバイアス)
第7章 「トンネル」にはまるひとたち (つながりのバイアス)
第8章 一匹の犬が多数の犠牲者より同情を集めるわけ(数のバイアス)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

::続々、絶賛! ::

科学的な実験も引き合いに出しながら、人間を裏から支配する
「隠れた脳」の恐るべき姿を描き出す。
(読みごたえたっぷり、お薦め)
----竹内薫『日本経済新聞〜目利きが選ぶ今週の3冊』

私たちがいかに潜在意識に左右されているかがよくわかる。
----池内了『エコノミスト』誌

自分では気づかない社会的シグナルが、あなたの心のポケットの奥深くで
意思決定に影響を与えているのだ。
----『ニューヨークタイムズ』

全米で最も優れた科学ジャーナリストのひとりが、いかに私たちの無意識が、

内容(「BOOK」データベースより)

気づいてからではもう遅い。あなたの小さな思い込みが大きなできごとを巻き起こすわけ。

登録情報

  • 単行本: 272ページ
  • 出版社: インターシフト (2011/9/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4772695257
  • ISBN-13: 978-4772695251
  • 発売日: 2011/9/10
  • 商品パッケージの寸法: 19.7 x 14 x 2.7 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 161,242位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
思考のバイアスは、なぜかかるのか。
本書に書かれていることは、非常に面白く、また考えさせられることでもある。
特に、社会的な経験も常識もない子ども達の、人種差別とまでは言えないが、白人と黒人をめぐるバイアスの件。
さらには、パニックに際しての集団行動に関する件など、興味深い。

いわゆる社会心理学系の本だが、専門用語はほとんどなく、一般書として読みやすい。
訳文も、「人体冷凍」などを担当した翻訳家であり、翻訳書にしては平易で良い。
自分の思考のバイアスについて、本書を読んであらためて考えてみるのも良いだろう。
そう、まちがいなく自分自身にも隠れた脳は存在するのである。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 集団バイアス 2011/9/20
By bonson
本書のテーマは「無意識のバイアス」だが、とくに興味深かったのは、集団や組織、社会性についての記述である。
たとえば、「望遠鏡効果」。私たちの脳はより多くの人数がかかわる出来事ほど同情しにくい(逆に少人数になるほど同情が増す)、というショッキングな事例や実験が語られる。1人の少女の饑餓を救うための寄付金、あるいは何百万人ものひとびとの饑餓を救うための寄付金、という実験では、前者のほうが額が倍増したという。また脳は「共感疲労」を起こすが、それは共感の対象が1人から2人になったときに、早くも始まっている。
同様に、困っているひとを助けようとする気持ちも、周囲に多くの人間がいるほど薄くなってしまうという(これも面白い実験によって裏付けられている)。
こうしたバイアスは、災害時の誤った対応、テロやカルトの集団・派閥にはまってしまう習性、女性や人種への偏見・差別・・・などにもかたちを変えて表れる。貧困層でもない中流階級のエリートがどうしてテロリストになってしまうのか、9・11のツインタワー崩壊の際に同じ会社なのに、わずか1階の違いによって犠牲者数がくっきり分かれたのはなぜか、といったことが「集団のバイアス」という鏡で照らされる。
私たちの社会は意識ある人間を前提にかたちづくられているが、むしろ重要なのは無意識のバイアスが個人や社会を動かしていることに気づき、対処することだ、と本書は強調する。では、どうすれば良いのか?というところまで余り触れられていないのは残念だが、これは経済学や社会学などを含めて今後の大きな課題にちがいない。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
アメリカのサイエンスライターが描いた無意識の脳の世界。
科学者ではなくライターの読み物だけに科学的な見解と日常生活をうまく結び付けて解説してくれるのでとても読みやすい。

生物的種の存続を支えるために進化した無意識の脳は、意識的な脳と違って、多くの情報を一気に処理することができるが、それゆえに、自分では気付かない選択を無意識にしていることがあるというお話。それが、多くの場合は役に立つが、時に間違いを起こすこともある。

特に、振り返ってみると、どうしてそんなことをしたか理解できないという行動がほとんどすべて無意識の脳に関わっているということを納得いく形で説明してくれる。無意識の脳の仕組みを知ることで、自分が自覚していた世界が全く違って見えてきて面白い。そして、無意識の脳の存在を意識することで、また新たな意識的な行動もできるのではないかと思える。
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