彼がフェードアウトした展開から今巻の結末まで、ずっと感じていたことですが・・・
絵はどんどん個性的で味わい深くなっていると、素直に好意的に諸手を挙げて楽しめました。
序盤から結末にかけて登場した某変態さんの狂喜と矜持入り乱れる数ページは特に、
絵だけで身震いするくらいに素敵なシーンだったと思います。
カラーの数ページも、これまでこの作品を愛してきた読者に応えて下さる素晴らしい描写だったと思います。
でも、それでも私は、11巻で頂点を迎えた感動を再び味わうことが出来ませんでした。
ラストのラスト以外で、主人公に当たるスポットライトの数が余りに少なかったこと、
敵と、敵なのか味方なのか分からなかった二人(二匹)の立ち回り、
消えていった存在達が何故その道を選んだのかという疑問への解答がやっつけ過ぎに感じたこと・・・
画力と絵の魅せ方が本当に素晴らしかったからか、シナリオが急ぎすぎたとの疑念が消えません。
綺麗にまとまっています。
いい作品です。面白いです。
全体を通して、予想を裏切られる展開が幾つもありました。
ですがやっぱり、急ぎすぎたと思います。