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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
すぐ読み返しても面白い,
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レビュー対象商品: 隠し剣秋風抄 (単行本)
舞台はいずれも架空の藩で、小藩のようなのに、命のやりとりにもつながる政争があり、超絶的な飛剣を編み出す剣士がいる。そうした設定だけ見れば荒唐無稽にも思えるのに、そうならないのは筆力があるからだ。大袈裟に書かず淡々と書いている。 とくに、この本にまとめられているのは、主人公が精神的に弱い側面を持っていることが多く、それによって、小説の中の世界に奥行きが生まれている。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
嗚咽短編の最右翼が隠れてる。,
By スプラリッシュ (東京都江戸川区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 隠し剣秋風抄 (文春文庫 (192‐7)) (文庫)
剣技にテーマを絞った短編集ですが、主人公にあるまじき性癖の持ち主ばかりで、やはり長編小説には向かない輩ばかり。感心したのは、各短編毎に喜怒哀楽が明確に分かれていて、最後まで飽きさせないこと。 最初の「酒乱剣~」の滑稽さで見事に読者を引き付けます。 先に発売されている「孤影抄」も佳作ですが、よりバラエティに富んでいる「秋風抄」がお勧め。 全9編の中に「たそがれ~」に匹敵する、大いに泣かせる傑作が含まれています。 どこに隠されているか、楽しみながら探してください。
28 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
映画化もされる、藤沢版剣客小説です,
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レビュー対象商品: 隠し剣秋風抄 (文春文庫) (文庫)
ロングセラーを続け、今秋、映画化もされる剣客小説です。「孤影抄」「秋風抄」と題名の異なる2冊がありますが、解説者が「全体で『海坂城下異聞』の趣きを呈す」と書いている通り、合わせて17の短編からなる1つのシリーズと考えてよいと思います。主人公は何れも秘剣というべき技を持った剣士たちですが、秘剣によって出世を遂げているというよりは、常は、ごく少数の弟子にしか継承されない秘剣の存在を隠し、中級以下の階級で目立たず暮らしている藩士たちです。しかし、藩内の派閥争い等によって、仕方なく秘剣を使う羽目になってしまいます。当シリーズが剣客小説でありながら、単なるチャンバラものに終わっていないのは、主人公たちが秘剣を使わざるをえなくなるまでのドラマがいつもの筆致で丁寧に描かれていること、そして秘剣を使う場面での緊迫感という2つの側面を持っているからではないでしょうか。
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