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階級にとりつかれた人びと―英国ミドル・クラスの生活と意見 (中公新書)
 
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階級にとりつかれた人びと―英国ミドル・クラスの生活と意見 (中公新書) [新書]

新井 潤美
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

庭のある、郊外のこぎれいな家に住み、夫は毎日電車で通勤、妻は家事をしながら夫の帰りを待つ。週末は庭いじりかドライブ…。「典型的なイギリス紳士の家庭」だと思われている彼らこそ、本書の主人公「ロウアー・ミドル・クラス」の人びとである。彼らは、ヴィクトリア時代に社会に根を下ろし、揶揄や嘲笑を浴びながら、近現代のイギリス文化を逆説的に支えてきた。その百年あまりの生態をエピソード豊かに綴る。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

新井 潤美
1961年(昭和36年)生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学(比較文学比較文化専攻)。現在、中央大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 204ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2001/05)
  • ISBN-10: 4121015894
  • ISBN-13: 978-4121015891
  • 発売日: 2001/05
  • 商品の寸法: 18 x 11 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 215,476位 (本のベストセラーを見る)
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By recluse VINE™ メンバー
形式:新書|Amazonが確認した購入
英国から帰国した後、だいぶ昔、この作品の参考文献にも出ている、john careyのthe intellectuals and the massesを読んだことがありました。面白いと思いながらも、かなりのわかりにくさを感じました。でも、今回、この作品を読むことにより、その残っていたわかりにくさが、かなり明確に解消されました。こんな参考になる本が日本でも出ていたのを知らなかったのは失態でした。著者の近著の”不機嫌なメアリー・ポピンズ”に最近読み、やっとこの本の存在を知りました。この作品は主に19世紀から20世紀初頭の大きな社会変動を舞台として、中産階級の間で、微妙な差異をめぐってアッパーとローワーとの間で繰り広げられた悲喜劇を取り上げています。何とかして差をつけようとする(drawing the line)は、もちろんどこの社会でも共通に見られる現象なのですが、英国におけるこの発現形態は、確かに”異様”です。でもこの微妙な線引き、そして作られた差異の持つ意味の継続的な転倒と風刺こそ、英国の知的活力なのかもしれません。本書の中のH.G. Wellsの部分はこれまで、日本ではあまり紹介されることのなかったこの特異な彼の別の側面をわかりやすく説明してくれます。
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18 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
稀な語り手 2004/3/16
形式:新書
 著者は英国で教育を受けてきた日本人である。そういう特殊な経歴を持った人が、階級意識にまつわるイギリスの内部事情を日本語で書いてくれたところに、この本の貴重さがある。

 それを意識してか、資料の引用も日本ではあまり知られていない箇所が多く、これがかえって「イギリス人の知識」を示唆してくれる。題名は、ジョージ・オーウェルの言葉から引かれているが、仮にこの本が英訳されても、イギリス本国では自分たちを映してる鏡として自嘲的に読まれ、かつ評判になるだろう。

 また、著者はもともと比較文学・文化が専門であるので、イギリス近現代文学の縦横無尽な解説や、雑誌、演劇、生活に至るまで闊達に書いており、読んでいくとそれまで抱いていた英国のイメージに、彼らの人間くささがどっと押し寄せてくるのを感じる。

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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
イギリス文学を読む上で、階級意識の存在を知るか、知らないでは、英国文化の理解の程度に大きな差が出るでしょう。これは、日本文学を読む上で、敬語の使い方を理解しないと内容が良く分からなくなるのと似ています。日本語では、どんな敬語を使うかで、話者同士の関係がたちどころに判断できますが、こうした、ある文化には特有の現象だが、他の文化には殆ど無いし、理解するのが少々難しい(東アジアの言語にある敬語はそのひとつでしょう)のが、イギリスの階級意識でしょう。だから、日本人にとっては、あまり意味はないのかも知れませんが、英語とイギリス文学が日本では結構人気があるため、知っておいて損はないと思います。同じ著者の「不機嫌なメアリー・ポピンズ」と併せて読むこと、また、ロックファンにとっても、town,country,suburbの意味、ニュアンスを知る為にも、一読されることとをお勧めします。
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アッパー・ミドル、ロウアー・ミドルが沢山出て来て読みにくい
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投稿日: 2005/6/8 投稿者: 名城大学法学部卒 大塚勇治
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著者は近代イギリスの文芸作品を、階層論を軸に分析している。... 続きを読む
投稿日: 2005/4/21
アッパーミドルとロウアーミドルの差が何をもたらしたのか
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投稿日: 2005/2/27 投稿者: しじみがい
ブルデューを読む前に読んで欲しい
日本人が書いた階級関係の本ではトップを争うほどのでき
である。私は、ブルデューから階級論に入ったため、階級... 続きを読む
投稿日: 2003/12/1 投稿者: nobu2002
英文学を一層理解するのにとても役立つ一冊だと思います。
英国の階級制度について作者自身の経験から始まり、英文学を引用しての時代背景・階級社会等の描写は、とても上手くまとまっていて分かりやすかったです。また現在の英国人の... 続きを読む
投稿日: 2002/4/19 投稿者: yonishi73
中流階級からみた階級社会について細かく書かれています。
上流階級でもなければ労働者階級でもない。中流階級からみたイギリスの階級社会、中流階級ならではの苦しみや生活などを詳細に書き下ろした貴重な1冊です。... 続きを読む
投稿日: 2001/11/8
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