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それを意識してか、資料の引用も日本ではあまり知られていない箇所が多く、これがかえって「イギリス人の知識」を示唆してくれる。題名は、ジョージ・オーウェルの言葉から引かれているが、仮にこの本が英訳されても、イギリス本国では自分たちを映してる鏡として自嘲的に読まれ、かつ評判になるだろう。
また、著者はもともと比較文学・文化が専門であるので、イギリス近現代文学の縦横無尽な解説や、雑誌、演劇、生活に至るまで闊達に書いており、読んでいくとそれまで抱いていた英国のイメージに、彼らの人間くささがどっと押し寄せてくるのを感じる。
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